認知症介護で「疲れた」、夫が妻を殺害

2015年3月6日

介護疲れで殺害か

3月2日朝、認知症だった81歳の女性が、三重県紀北町紀伊長島区東長島のアパートで77歳の夫より首を絞められて殺害された。

無職の夫は77歳で「介護疲れ、首を絞めて妻を殺害した」と警察の調べに対して話したという。

発見は同居していた次男

殺害されたのは無職、小谷原よし江さん。小谷原さんは夫と次男の3人暮らしだった。遺体を発見したのは次男で、ベッドの上で動かない小谷原さんを発見し、交番へ通報した。

小谷腹さんの首には絞められた痕があり、窒息死したものと思われる。県警尾鷲署員が駆けつたとき、夫も部屋にいたという。

認知症を患い、夫が介護

数年前から介護が必要になっていた小谷原さんは、要介護の認定を受け認知症も煩っていた。夫の介護を受けながら、デイサービスに通っていたという。

県警は、夫が介護疲れから妻を殺害したとみており、容疑が固まり次第、殺人の疑いで逮捕する方針を固めている。

介護問題の難しさが浮き彫りに

今年に入ってから2月に北海道・札幌市で71歳の認知症女性を71歳の夫が「介護に疲れた」と首を絞め殺害する事件が起こったばかりだった。

高齢化社会が深刻さを増す中で、さらに介護問題の難しさが浮き彫りとなった。

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三重県警察

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