基盤技術研究所に新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置

2018年10月13日

延床面積約1万5,000平米、総額約86億円の新研究連

島津製作所(京都市中京区)は、京都府相楽郡精華町の、「けいはんな学研都市」に位置する基盤技術研究所内に、先端分析、脳五感・革新バイオ、AI(人工知能)などの研究開発を推進し、オープンイノベーションによる新しい価値の創造と社会課題の解決を目指すための新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置します。

新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」は、2019年7月着工予定、竣工は2020年8月、地上4階建てで延床面積は約1万5,000平米、設備投資額は総額約86億円。同社の長期的な成長に必要なコア技術の深耕や新技術の獲得、新事業創出をミッションとしており、様々な独自製品の開発に大きく寄与しています。新研究棟の創設により、さらなるコア技術の深掘(基盤ラボエリア)、社内外との交流や協働から生まれるイノベーション(クロスラボエリア)を推進します。

軽度認知症に対する介入効果測定などへの応用も視野

大型機器を揃えた先端分析室やバイオ実験室を設けるほか、アイデアを素早く形にするためのラピッドプロトタイピング(高速試作)設備や、開発者がユーザーの利用シーンから新たな気付きを獲得するプレ実証の場、300人を超える規模の講演が可能なオーディトリアムなどを設置します。

1度の分析から多種多様な情報を同時に取得してAIで高度に解析する「Whole Analysis」技術の確立を通じたバイオマーカー探索や新規マテリアル評価、Organs-on-a-chip(生体機能チップ)技術を用いた医薬品候補物質の評価、脳五感機能の計測に基づく軽度認知症に対する介入効果測定やニューロマーケティングへの応用などに取り組みます。これらの研究開発を推進するため、現在160人の研究員を2030年には2倍に増やす計画となっています。

(画像はプレスリリースより)

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