レコメンドAIを導入した280床の施設が東京・世田谷にオープン
IoTでリハビリが変わる
2019年4月にオープンする「東京リハビリテーションセンター世田谷(仮称)」ではIoT技術を用いた「科学的介護」を実現するトレーニングプログラム「モフトレ」を提供する株式会社Moff(東京都目黒区)と共同で、リハビリのためのレコメンドAI「モフトレ・コーチ」の共同研究をスタートし、オープン時から順次導入することが決定しました。
「モフトレ・コーチ」とは、タブレットとウェアラブルバンドを用い、利用者の目標や身体機能の測定結果から、利用者の身体機能を自動で評価、「転倒リスク」など様々な指標を可視化し一人ひとりに最適なトレーニングを提案するレコメンドAIです。
限られた職員数で最大限の効果を狙うレコメンドAI
通常老健やデイケアのリハビリ専門職の配置は限られた人数であり、「利用者の集団体操やレクの時間も自主トレや機能訓練の機会になればいいが、リハビリ専門職は自主トレに関われない」等の声が多く聞かれます。レコメンドAI「モフトレ・コーチ」は本人の目標・身体機能の評価結果から「どの運動をどのくらいやれば良いか」を提案してくれます。
利用者本人は自分の運動記録を確認することで、リハビリのモチベーションを高めることができ、また、家族へも情報提供が出来るよう、事前登録した方へ結果を配信出来るサービスも検討していく予定となっています。「モフトレ・コーチ」は、業務負担の軽減と利用者へのサービスの質の向上が期待出来ます。
同センターは東京・小田急線梅ヶ丘駅から徒歩5分の場所にあります。世田谷区が策定した梅ヶ丘拠点整備プランに基づいて、南東北グループが開設・運営する複合施設です。8階建ての建物は「回復期リハビリテーション病院」「介護老人保健施設」「障害者・児支援施設」の3つの機能を持ち、280床からなる大規模複合施設となっています。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
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