理化学研、ゲノム編集でアルツハイマー病予防の道拓く
2018年5月17日
遺伝的な欠失を発見
理化学研究所・神経老化制御研究チームの西道隆臣チームリーダーらの研究チームは、モデルマウスによるゲノム編集技術を駆使した実験により、アルツハイマー病発症の原因となるアミロイドβペプチド(Aβ)の蓄積を抑制する遺伝的な欠失を発見しました。
アルツハイマー病は、認知症の半数以上を占める神経変性疾患であり、脳内のアミロイドβペプチド(Aβ)の凝集・蓄積、遺伝子変異が疾患発症の原因といわれています。しかし、その遺伝子はほとんど同定されておらず、治療法も確立されていません。また、症例は少ないものの遺伝的な要素の強いアルツハイマー病があり、その場合、30〜50代と早期で発症する例が多くみられます。
本研究成果をふまえ、アルツハイマー病における新しい核酸医薬などの予防的治療法の開発につながることが期待されます。
(画像はイメージです)
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理化学研究所、ゲノム編集でアルツハイマー病を予防する-核酸医薬への応用可能性を拓く-
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