東京都健康長寿医療センター、高齢者ブレインバンクの取り組み
2017年11月10日
診断をより正確に
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター(東京都老人総合研究所)では、高齢化社会にともない増加するアルツハイマー病やパーキンソン病のような、加齢依存症による神経疾患の研究に必要不可欠な高齢者ブレインバンクを運営しています。
患者さんの神経細胞にどのような変化が起こっているかを評価することで、神経疾患の臨床診断が行われます。その際、実際に脳の中でどのような病変が生じているかを正確に知ることはできません。そこで役立つのがブレインバンクです。
アルツハイマー病等、神経疾患の克服に寄与
剖検(ぼうけん=死体の解剖、検査)により病理診断を確定することにより、生前の臨床診断を再評価し、病気の診断をより正確にすることができます。東京都健康長寿医療センターでは病院と研究所が併設され、両者が密接に連携しながら神経疾患の診断をより進歩させる為の努力を続けています。
ブレインバンクの脳組織は、貴重な研究試材として国内外の研究者に広く提供されており、病気の克服に寄与しています。
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