認知症研究の先進機関、英国ロンドン大の代表団が来日

2017年10月14日

EU離脱後も日英交流に積極的

2,000人以上の神経科学者や450人以上の医師を抱える世界最大の神経科学コミュニティを持つ、英国ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の代表団が、日本との関係強化を図るため、10月5日まで2週間の日程で日本に滞在しました。

同大は、精神医学、心理学および神経科学の研究で英国内で1位にランク付けされており、認知症に関する研究論文の数では世界で1、2を争う存在です。アルツハイマー病やパーキンソン病の研究における9人のノーベル賞受賞者を輩出するなど、脳と神経系の働きに関する画期的な研究を行なってきました。

幕末の獅子も学んだ

代表団には、認知症や災害管理の専門家が含まれていて、10月5日までの滞在中に、日本の産業界や大学関係者と面談を行い、EU離脱後も新しい協力関係を発展させることを目指します。

現在でも150名もの日本からの留学生を受け入れている、同大と日本の関係は古く、幕末に長州から英国に留学した伊藤博文、井上馨などの「長州ファイブ」が同大等に留学しており、長州藩5名と薩摩藩19名の名が刻まれた碑が設置されています。

(文頭画像は英国ロンドン大学HPより、文中画像は在英日本大使館サイトより)

▼外部リンク
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