米バイオジェン社、アルツハイマー病新薬の試験データを発表
2017年9月21日
投与3年目でも有用性を示唆
バイオジェン(米国)は、開発中のアルツハイマー病治療薬「Aducanumab」(以下、アデュカヌマブ)について、2017年8月28日、新しい試験(第Ⅰb相試験)からの新データを発表しました。
アデュカヌマブは、早期アルツハイマー病の治療薬として開発中の治験薬です。リバース・トランスレーショナル・メディシン(RTM)と呼ばれるテクノロジー・プラットフォームを用いて作成されたヒト遺伝子組換えモノクローナル抗体(mAb)であり、認知障害の兆候の無い健康な高齢者、または進行が異常に遅い認知機能障害のある高齢者から採取した、非特定化B細胞ライブラリーに由来します。最も多く報告された有害事象は、頭痛、転倒、およびアミロイド関連画像異常(ARIA)でした。投与を受けた185名の患者さんのうち、46名にARIA-E (浮腫)が発現し、継続投与を受けた患者さんにおいては、新たなARIA-Eの発現はありませんでした。また、36カ月にわたって投与を受けた患者さんにおいては、投与3年目でも臨床的な疾患進行率に対する有用性が持続していることが示唆されました。
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バイオジェン、治験中のアルツハイマー病治療薬候補aducanumabの第Ib相試験からの新データを発表
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