厚生労働省、身元不明の認知症高齢者のために特設サイトを開設

2014年12月1日

全都道府県の認知症高齢者の情報をホームページ

厚生労働省は、同省のホームページ内に身元不明のまま保護されている認知症高齢者の情報を記載する特設サイトを開設したと発表した。

この特設サイトの目的は、行方のわからない認知症高齢者の捜索をおこなっている家族が、自分達が生活している自治体以外で、身元不明として保護されている方の情報を得られるように設置された。

特設サイトの今後の予定は?

サイトに登録している自治体は、本人の写真や特徴、保護した日時など、認知症高齢者の情報を整理し、ホームページに記載している。 
この情報が、厚生労働省のホームページにある特設サイトにリンクされるシステムとなっており、現在、特設サイトに登録しているのは、23府県1市となっている。 

随時、登録自治体が増え、来年3月末までに47都道府県、全て登録される予定だ。

NHKの独自調査で明らかになった行方不明者の実態とは?

NHKの独自調査では、おととし1年間に「認知症やその疑いで行方不明になったケース」について、全国の警察本部を対象にアンケート調査をおこなった結果、全国で延べ9607人いることがわかった。

(画像は厚生労働省のホームページより)

▼外部リンク
厚生労働省
NHK NEWS WEB

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る