定年後の”魔の年代”に備え40歳から認知症予防を
2016年11月18日
脳内の変化は40歳から始まっている?
講談社は、ブルーバックスシリーズから『40歳からの「認知症予防」入門 リスクを最小限に抑える考え方と実践法』を出版しました。
ブルーバックスシリーズは、最新の科学の成果を分かりやすく解説した新書のシリーズです。
同書では、
60代前半から後半にかけて、患者数が15倍増!
定年後に訪れる”魔の年代”を乗り切るために、
今日からすぐできる対策とは?
(同書の帯文より)
として、働き盛り時代からの予防策を最新の科学データに基づいて紹介しています。 同書では、認知症は、画像診断で萎縮が確認できる段階ではすでに深刻なレベルに到達しており、脳内の病変や異常タンパク質の蓄積は、40歳から始まっている、としています。
この40歳から始められる、食事や嗜好品、運動や脳トレといったトレーニング、人との交流や読書習慣等を詳しく解説しています。どんなことをどれくらい、どのように取り組めばいいのか、等です。
認知症サポート医の著者が説く「愛と性」との関係も
同書では、「高齢期の愛と性」が認知症に与える影響についても章を立てて書いています。豊かな心、前向きな気持ちを保ちつづけるために、愛と性をどう考えるか、興味深い内容です。
著者は、認知症サポート医の一人で、豊富な診察経験をもつ伊古田俊夫氏です。同書の他に『社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化をくい止める』『脳からみた認知症』(いずれも講談社ブルーバックス)の著書があります。
224ページで、価格は900円(税別)。
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