早期に専門チームの支援へつなげる~横浜市が8区に拡大

2016年9月10日

その後の生活にプラスになる「早期の対応」に力点

横浜市は8月3日、昨年度2区に設置した「認知症初期集中支援チーム」を今年度はあらたに6区に設置して9月より活動を開始する、と発表した。

昨年度、鶴見区と西区に設置していた「認知症初期集中支援チーム」を、今年度はあらたに青葉区、港北区、神奈川区、磯子区、港南区、金沢区に拡大する。

「認知症初期集中支援チーム」とは、横浜市が委託した医療機関による専門チーム。認知症と診断されている人や認知症が疑われる人で、医療・介護サービスを受けていない在宅の人へ、医療機関や介護サービスを勧めたり助言を行ったり等、6ヶ月間の集中的な支援を行う。

また、医療・介護サービスを受けているが認知症の症状が強く対応に困っている人へも支援を行う。

40歳以上が対象のため、40代の若年性認知症の人も支援を受けられる。

まずは窓口へ相談を

9月1日に設置される医療機関は次の通り。

青葉区は医療法人社団緑成会横浜総合病院、港北区は公益財団法人横浜市総合保健医療財団(横浜市総合保健医療センター)、神奈川区は公益財団法人柿葉会神奈川診療所、磯子区は医療法人社団みのり会(いなほクリニック)、港南区は医療法人FLATSヒルサイドクリニック、金沢区は医療法人社団志朋會樹診療所。

相談窓口は、各区の地域包括支援センターか区役所高齢・障害支援課。

横浜市は、家族や近隣に対象の人がいそうな時は連絡するよう呼びかけている。

▼外部リンク
記者発表資料(PDFファイル)

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