「ペコロスの母に会いに行く」の作者によるエッセイ発売

2016年9月2日

認知症介護の本音を明かす

8月17日、漫画家の岡野雄一さんによるイラストエッセイ「ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう 介護げなげな話」が発売された。岡野さんは「ペコロスの母に会いに行く」で2013年日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しており、この新刊は認知症介護の本音が描かれたもので、作者初めてのイラストエッセイとなる。

ドラマ化・舞台化もされた「ペコロスの母に会いに行く」

1950年、長崎県長崎市生まれの岡野さんは高校卒業後、東京でデザインを学び、出版社に勤務、帰郷してからはタウン誌の編集長をするなどして、漫画家となっている。

認知症で入所しているグループホームの母と面会する著者が、その経験と自身の思いなどを漫画にした「ペコロスの母に会いに行く」は自費出版を経て全国発売、2013年にNHKBSプレミアムでドラマ化、今年7月には東国原英夫さん、藤田弓子さんら出演による舞台化も行われている。

この作品で描かれた岡野さんの母は2014年に他界しているが、新著「ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう」では、漫画では描ききれなかった著者の本音が描き下ろしの一コマ漫画風のイラストを交えて綴られている。 この新刊は160ページで、小学館より1,100円で発売されている。

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ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう

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