認知症の親をおくる 女優・秋川リサの場合~NHK Eテレ
2016年8月25日
認知症になる前に書いた母親の日記には意外な言葉が
NHK教育テレビ(Eテレ)の福祉情報番組「ハートネットTV」では、8月25日に「リハビリ・介護を生きる 認知症の親をおくって 母から教わったこと・女優 秋川リサ」を放送する。
認知症の親の介護と看取りを経験した著名人に話を聞くシリーズを、2回にわたり放送する。2回目は女優の秋川リサ。
秋川は、認知症となった母親の介護体験を、2014年に著書「母の日記」に記した。
秋川の母親は離婚後、苦労して秋川を育てた。秋川は、モデルの仕事を始めてから自分が家計を支え、二人で海外旅行もした。母親もうれしそうに見えた。
ところが7年前に認知症と診断された後に秋川が見つけた母親の日記には意外な言葉が並んでいた。表紙には「昭和60~平成1」とあり、
「目に飛び込んできたのは、私への不平不満や罵詈雑言でした。『娘なんて生まなきゃよかった』 ショックでした」
著書「母の日記」より
また「生活の面倒を見ているからって、偉そうに」という言葉もあった。
葛藤と介護の日々で「母から教わった」ことは
母親への介護は、そんなことがあっても続いていく。
デイサービスから帰宅した母親を笑顔で迎えられない。母親の排泄物で部屋を掃除するときも苛立ちが抑えられない。そんな葛藤は、母を施設に入居させる5年前まで続いた。そして母親は今年6月、91歳で他界する。
放送では、母親の介護を通じて人間の老いや介護の現実など様々なことを考えさせられたという秋川に、認知症の母親との絆と葛藤、介護経験から得たものを「母から教わったこと」として聞いた。
出演は、秋川の他にタレントの荒木由美子、アナウンサーの桜井洋子。
放送は、8月25日(木曜日)午後8:00から。再放送は翌週9月1日(木曜日)の午後1:05から。
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