デュアルタスクで認知症予防

認知能力を上げる方法のひとつとして、デュアルタスク(二重課題)があります。しかし、日々の生活の中で何気なく行っていることがデュアルタスクであることも多いです。

日々の生活の中で行われている行動を意識して取り組むことで、認知能力を向上させましょう。

この記事の目次
  1. デュアルタスクとは
  2. デュアルタスクの効果
  3. 今日から実践してみよう!デュアルタスク
  4. 足踏みしながら
  5. ウォーキングしながら
  6. 指の体操

デュアルタスクとは

一度に2つ以上のことを同時に行うことをデュアルタスク、または「ながら作業」とも言います。例えば、テレビを観ながら料理を作る、電話をしながらメモを取る、歩きながら話をする、歌を歌いながら洗濯物を畳む、などです。

2つ以上のことが同時にできなくなると、テレビに集中して鍋を焦がしてしまった、電話で相手と話すことに夢中になってメモが取れなかった、歩くことに集中して話を聞いていなかった、もしくは、話に夢中になって転んでしまった、歩いている人にぶつかってしまった…などが起こります。

デュアルタスク デュアルタスクができなくなると…
課題①テレビを観る
課題②料理を作る
*テレビに集中して鍋を焦がしてしまった。
*調理の手順が分からなくなり、1品ずつ作るようになり、時間がかかる。
課題①電話をする
課題②メモを取る
*相手と話すことに夢中になってメモが取れなかった。
*メモを取ることに一生懸命になり電話の相手を待たせてしまった。
課題①歩く
課題②話す
*歩くことに集中して話を聞いていなかった。
*話に夢中になって転んでしまった。
*歩いている人にぶつかってしまった。
課題①洗濯物を畳む
課題②歌を歌う
*歌詞があいまい、適当に歌ってしまった。
*洗濯物を畳む手が止まってしまった。

デュアルタスクの効果

デュアルタスクを行うと、なぜ認知症の予防につながるのでしょうか。運動をすることは、脳の体を動かす部分を活性化させます。それに加えて課題を達成させるために考えることは、思考を動かし脳の前頭葉の部分を活性化させます。このように、デュアルタスクを行うことは、脳の様々な部分を活性化させて認知能力を向上させると言われています。

今日から実践してみよう!デュアルタスク

日々の生活の中でできるデュアルタスクメニューをご紹介します。

足踏みしながら

課題①足踏みしながら
課題②歌を歌う、拍子に合わせて手を叩く、クイズに答える…など

*足踏みをするという規則的な動作に合わせて、歌を歌います。足踏みによってテンポをつかむことができます。歌詞やメロディをしっかり意識しましょう。

*慣れてきたら、今度は、歌を歌いながら足踏みをして、3拍子の歌であれば3拍目に、4拍子の歌であれば4拍目に手を叩きます。

*今度はクイズです。例えば、魚の名前を挙げる、○○線の駅の名前を挙げる、47都道府県名を挙げるなどです。ひとりよりも数名で行うことによってより効果的になります。「考えていたのに、先に言われた!」「他の名前は…」と考えていると足の動きが止まりがちなので、リズミカルに足踏みしながら答えます。

ウォーキングしながら

課題①ウォーキングしながら
課題②3の倍数の時に手を叩く、計算をする、しりとりをする…など

*ウォーキングでなくても、椅子に座って足踏みでも構いません。3の倍数の時に手を叩きます。慣れるまではぎこちない歩き方になるかもしれませんが、気にせずにどんどん歩きましょう。慣れてきたら、5の倍数など難易度を上げましょう。

*引き算は100から7を引く、1から9を足していく、100から13を引きそこから4を引く、など難易度を上げます。また、数名と行うとより難易度が上がります。

*しりとりは相手が何を言うか分からないため、瞬時に判断して答える能力が必要になります。

指の体操

*指まわし
①両手の指先を合わせて球形にします。
②親指だけ離して10回ぐるぐる回します。次は逆回転します。人差し指、中指、薬指、小指と順番に回します。特に薬指は動かしにくいのでしっかり回しましょう。

*指折り数え
①どちらかの手の親指を先に折っておきます。
②指を折りながら10数えます。10まできたら、最初の形に戻っていますか?

*ひとりじゃんけん
①必ず右手が勝つように、ひとりで右手と左手でじゃんけんを行います。慣れてきたら、必ず左手が勝つようにします。
②ステップアップとして、手と足でじゃんけんしてみましょう。必ず手が勝つように、ひとりでじゃんけんを行います。慣れてきたら、必ず足が勝つようにします。

いかがでしょうか?電車の中や移動中、隙間時間を使ってみたり、仲間と一緒に楽しみながらデュアルタスクを行ってみましょう。


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