有酸素運動で認知症予防

認知症を予防する方法として、有酸素運動が有効視されています。ここでは、年齢に関係なく適度な負荷で手軽にできる有酸素運動と認知症と関係について説明します。

有酸素運動とは

有酸素運動とは、読んで字のごとく呼吸により酸素を利用して行う運動のことを言います。運動の強度自体は強くありませんが、継続して筋肉を動かし、そのエネルギーを生み出す材料として酸素が使われるのです。つまり酸素を取り入れた運動、強度が弱い持続的運動が有酸素運動だということです。


一般的に知られている有酸素運動の効果は、体脂肪燃焼によるダイエット効果ですが、それだけではありません。血流を促進することによって、脳の機能向上、目の健康維持、心疾患予防、うつ病予防にも効果を発揮することが分かっています。具体的な有酸素運動とは以下の通りです。

・ウォーキング
・ジョギング
・水中ウォーキング
・水泳
・ヨガ
・踏み台昇降運動
・エアロバイク

有酸素運動が与える認知症への効果

有酸素運動は、認知症の予防にも効果を発揮します。

米イリノイ大学の研究チームのデータによると、有酸素運動は脳機能の低下を防ぎ、脳を若く保つ働きがあることが明らかにされています。

有酸素運動を行う事で持続的に酸素を体内に取り入れる事こそが、認知症予防に有効とされる理由です。酸素は血液によって運ばれ、その血流増加は脳にも派生し、脳の血管に新鮮な酸素を含んだ血液が送り込まれます。

脳内の血液が豊富になる事によって、脳の神経細胞であるニューロンが新しく作られます。そして、神経細胞同士を結び付ける働きを持つシナプスは脳機能に非常に重要であり、酸素が多く脳に送られると事で活発に働き、記憶力を増強させるのです。

また、脳内の血流増加により、傷ついて機能しなくなった毛細血管の代わりに新しい毛細血管も作られていきます。

そうすることで、脳の記憶を司る海馬の脳内ネットワークがうまく機能しなくなることで起こる認知症を予防することが出来るのです。

有酸素運動の取り入れ方

認知症予防に行う有酸素運動は、まずは1日10分程度の時間で気分転換になりそうな軽いものから始めましょう。

例えば、ウォーキングなどを行うのもたった1人で行うのではなく、出来ればご家族や友達と会話をしながら歩くことが有効です、会話をすると、その分負荷がかかり酸素を多く身体に取り入れる事が出来るからです。

また、外に出て歩くことで、周りの景色が変化し、それに合わせて目から入ってくる情報を脳が判断する為に働くという効果も見込めます。

慣れてくれば、毎日ではなく週に2~3日1回約30分の有酸素運動を取り入れて行きましょう。
(画像はイメージ)


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