新刊『In Love 認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間』

2025年6月26日

NYタイムズベストセラーが日本上陸

株式会社大和書房(東京都文京区)から『In Love 認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間』(エイミー ブルーム 著、神崎朗子 訳)が発売されました。アルツハイマー型認知症で変わりゆく夫の「最後の願い」を叶えるべく、葛藤しながら手を尽くす妻を描きます。小説家が自らの経験を綴る、愛と喪失のノンフィクションです。四六判・304頁、定価は税込2420円。

「このことを書き残してくれ」と、夫は言った――
小説家で心理療法士のエイミーは50代で、お互い別の相手と暮らしながらも建築家のブライアンと恋に落ち、結婚。しかし12年後、最愛の夫の異変に気づく――ブライアンはアルツハイマー型認知症だったのだ。
「自分の死に方は自分で決めたい。どうにかして手はずを整えてもらえないだろうか」と言う夫の希望を叶えるため、苦悩しながら手を尽くし、以前の幸せな生活、二人の出会い、ブライアンという人を振り返る愛と喪失のメモワール。

著者 エイミー・ブルーム(Amy Bloom) 1953年、米国ニューヨーク生まれ、コネチカット州在住。小説家。心理療法士として働くかたわら、「ニューヨーカー」「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」などに寄稿。初の短篇集『銀の水』(鴻巣友季子訳、幻冬舎)が全米図書賞最終候補に。2000年、短篇集『ABlind Man Can See How Much I Love You』(未邦訳)が全米批評家協会賞最終候補になる。ドラマや映画の脚本を手がけるとともに、イエール大学でクリエイティブライティングの教鞭を執っていた。邦訳された小説には他に『リリアン』(新潮クレスト・ブックス刊、小竹由美子訳)がある。本書は英国の国際的な文学賞「ラスボーンズ・フォリオ賞」2023年の最終選考に残り、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにもなっている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
大和書房公式HP

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