介護施設向け転倒転落予測AIシステム「Coroban Care」販売開始
2022年7月29日
転倒転落予測解析が可能に
株式会社FRONTEO(東京都港区)は、エーザイ株式会社と共に開発した介護施設向け転倒転落予測AIシステム「Coroban Care」を発売しました。「Coroban」に新機能を追加したもので、転倒転落予測解析が可能となっています。
同社は、電子カルテに記載された看護記録から入院患者の転倒転落リスクを予測してアラートを表示する医療機関向けの転倒転落予測AIシステム「Coroban」をエーザイ株式会社と共同開発し、2019年より販売しています。同システムは、2020年1月に特許を取得し同年3月、日本転倒予防学会推奨品に認定されています。「Coroban Care」では新機能開発により、介護施設における介護記録に基づく利用者の転倒転落予測解析が可能となりました。
高齢者の転倒・転落は、要介護状態・寝たきり状態や認知症の進行につながるだけでなく、死亡に至る危険性もあるため、発生予防に向けたリスク管理は介護施設においても医療機関と同様に重視され、さまざまな対策が講じられています。半面、生活の場でもある介護施設での転倒・転落予防は、医療機関より一層困難が多く、現場では対応に苦慮しているのが実情であり、高齢者介護における重要課題の一つとなっています。
同社では「Coroban Care」が、課題解決への一助となるものと考えており、「今後もAIシステムの研究開発を通じ、医療・介護現場の課題解決に向けたソリューションの提供と超高齢社会における人々のQOL向上に貢献していく。」としています。
(画像はイメージです)
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FRONTEO、介護施設向け転倒転落予測AIシステム「Coroban Care」の販売を開始
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