東北大ら、パーキンソン病進行抑制療法の候補分子絞り込みに成功

2019年5月21日

特許出願、新たな医薬品開発目指す

東北大学大学院医学系研究科 神経内科学分野の長谷川隆文准教授とウシオ電機株式会社(東京都千代田区)の連結子会社である株式会社プロトセラ (大阪市淀川区)は、共同でパーキンソン病進行抑制療法の候補分子探索を実施し、その成果を「パーキンソン病をはじめとするレビー小体病を対象とした進行抑制療法の候補分子スクリーニング」として、2019年4月9日付で特許出願しました。

プロトセラ社の特許技術を用いて、マウス全脳に由来するパーキンソン病の病態分子と結合する膜タンパク質(線維化α-Syn受容体候補分子)の網羅的探索を行い、線維化α-Syn受容体として複数の候補分子を同定することに成功しました。これにより、線維化α-Syn受容体候補となる膜タンパク質情報を基に、新たな医薬品開発を目指します。

※「線維化α-Syn」は神経細胞に豊富に存在する140アミノ酸からなる機能不明のタンパク質です。細胞毒性があり、パーキンソン病の発症・病態進行において主要な役割を演じていることが判っています。

詳しくはプレスリリースをご覧下さい。

(画像はイメージです)

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東北大学とプロトセラ、パーキンソン病進行抑制療法の候補分子絞り込みに成功


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