AIベンチャーのエクサウィザーズ、要介護度予測AIを開発

2019年3月21日

「神奈川ME-BYOリビングラボ」採択事業

株式会社エクサウィザーズ(東京都港区)は、自治体における介護関連データを対象とした「要介護度予測AI」の開発事業を開始し、「神奈川 ME-BYOリビングラボ」の実証事業に採択されました。神奈川県と連携することで、県下の特定の市町村の協力を得て、「科学的根拠に基づく介護の実現のための評価基盤構築」に取り組みます。具体的には、AIによる個人レベルでの要介護度予測モデルを開発するとともに、市町村における効果的な介護施策立案に向け、要介護者の重症化要因の解析や要介護度別の特徴抽出を行っていきます。

「神奈川ME-BYOリビングラボ」は、神奈川県が未病コンセプトに基づき、健康寿命の延伸を図るヘルスケア・ニューフロンティア政策の一貫として行われる、未病関連商品・サービスの事業化、産業化及び社会実装を促進するためのラボです。

自治体が保有する介護関連データを用いたい社会実装実験

実証事業では、自治体が保有する介護関連データに対して、エクサウィザーズが持つAI技術を活用し、個人レベルでの要介護度の将来予測を実施します。この将来予測においては、要介護者の時系列的な状態推移と介入方法による本来的な効果を切り分けるため、「このまま状態推移すると将来どのように変化するか」という将来状態の予測値を基準として、介入の有無による予測値と実績値の差分を検証していきます。 また、特定のセグメント(要介護度別など)における対象者の属性や自立度、行動特性等の特徴を定量的に把握します。これらの取り組みによって、将来的には各介入施策の効果検証および費用対効果の高い介護施策の効率的な立案に貢献するとしています。

(画像はイメージです)

▼外部リンク
AIベンチャーのエクサウィザーズ、自治体の介護関連データを用いた要介護度予測AIを開発


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