映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」11/3公開
2018年11月2日
認知症の患者を抱えた家族の内側を丹念に描く
認知症の母(87歳)と介護する95歳の父を娘が撮ったドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』が、11月3日(土)よりポレポレ東中野ほかにて全国順次ロードショーとなります。
本作は、監督の信友直子さんが、郷里の広島県呉市に暮らす自身の両親を撮ったドキュメンタリーです。87歳の母は認知症、介護する父は95歳と高齢な上、「初めて林檎の皮をむく」というように家事の経験がありません。ひとり娘である信友監督は18歳で上京以来、東京に暮らし続け、「結婚もせず仕事に没頭」しています。仕事を捨て実家に帰る決心がつかず揺れる「私」に父は言う。「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」。そして「私」は、両親の記録を撮ることが自分の使命だと思い始めます。
娘である「私」の視点から、認知症の患者を抱えた家族の内側を丹念に描き、2016年9月にフジテレビ/関西テレビ「Mr.サンデー」で2週にわたり特集され、大反響を呼びました。その後、継続取材を行い、2017年10月にBSフジで放送されると、視聴者から再放送の希望が殺到。本作は、その番組をもとに、追加取材と再編集を行った完全版です。娘として手をさしのべつつも、制作者としてのまなざしを愛する両親にまっすぐに向けた意欲作となっています。
監督の信友さんは、1961年広島県呉市生まれ。1984年東京大学文学部卒業。 1986年から映像制作に携わり、フジテレビ「NONFIX」や「ザ・ノンフィクション」で数多くのドキュメンタリー番組を手掛け、本作が劇場公開映画初監督作品です。
(画像はプレスリリースより)
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11/3公開、映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」
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