ネットワーク不要の位置トラッカー

2018年10月19日

u-blox AG社のレシーバーを搭載した測位モジュール

自動車向けワイヤレス・測位用半導体の世界的企業であるスイス、u-blox AG社の日本法人、ユーブロックスジャパン株式会社(東京港区)は、ユーザー同士の位置を追跡するトラッキング・デバイスの開発で米国のLynQ社と協力し、クラウドファウンディングによる資金調達に成功、発売を開始しました。

発売されたデバイスは、u-blox CAM-M8Q GNSSレシーバーを搭載したアンテナ内蔵型GPS/GLONASS/BeiDou測位モジュールです。9.6×14×1.95mmのスリムなサイズで、ハンドヘルド・デバイスへの組み込みが容易です。単体で送受信を行うため、携帯電話、ネットワーク、アプリ、月額料金なしで利用することができます。出発前にデバイス同士を同期させるだけで、半径約8km以内でグループ・メンバーがお互いの位置を確認することができます。

この第1世代の全天候型トラッカーは、デバイス接続に長距離・低消費電力の無線周波数を使用しています。1グループ最大12名、グループの分割も可能。クリップオン・デバイスに1つだけあるボタンを使用してグループ・メンバーを切り替え、各メンバーの方向と距離を確認することができます。介護者による特別な配慮が必要な人、高齢者、アルツハイマー病などの疾患に苦しんでいる人々の見守りを支援への活用が期待されます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
LynQ社のネットワーク不要の位置トラッカー、u blox M8 GNSSレシーバーを搭載し、先行発売を開始


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