エーザイ、アルツハイマー病抗体BAN2401の臨床試験結果を発表

2018年7月19日

米国のアルツハイマー病協会国際会議にて口頭発表

エーザイ株式会社(東京都文京区)は、2018年7月22日から26日まで米国シカゴで開催されるアルツハイマー病協会国際会議(Alzheimer’s Association International Conference: AAIC2018)において、今月6日にトップライン結果を発表した抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体BAN2401の臨床第II相試験(201試験)の結果を発表します。7月25日(水)のセッション DT-01「Recent Developments in Therapeutics(治療薬開発の最新動向)」(14:00〜16:00)内において、15:30から行われる予定です。

BAN2401は、バイオアークティックとエーザイの共同研究から得られた、アルツハイマー病に対するヒト化モノクローナル抗体です。アルツハイマー病を惹起させる因子の一つと考えられている、神経毒性を有する可溶性のアミロイドβ凝集体に選択的に結合して無毒化し、脳内からこれを除去するモノクローナル抗体です。

本抗体による治療アプローチは、疾患病理への作用と症状の進行抑制が期待されています。エーザイは、本抗体について、2007年12月にバイオアークティックとのライセンス契約により、全世界におけるアルツハイマー病を対象とした研究・開発・製造・販売に関する権利を獲得しています。今後、試験を経て有効性や安全性が確認され、製造販売承認を受けた薬剤として発売されることが期待されます。

(画像はイメージです)

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エーザイ、アルツハイマー病協会国際会議 2018においてBAN2401の臨床第II相試験結果を口頭発表


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