MR(複合現実)と認知機能改善リハビリが融合した『リハまる』
2018年4月21日
3Dを活用した新たなリハビリ
関西医科大学リハビリテーション医学講座、長谷公隆教授らの研究チームは、株式会社テクリコ(大阪市北区)と共同で複合現実(MR=Mixed Reality)を活用した認知機能改善リハビリテーション治療システム『リハまる』を開発しました。
Microsoft社製ヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens®」を装着し、高次脳機能障害や認知機能の低下が疑われる患者さんが、仮想のオブジェクトを表示した状態でリハビリテーションを行います。世界で初めて、MR技術とリハビリ検査・治療を融合させた治療法です。
システムの主な特徴は次の通りとなっています。
・エンターテインメント性が高く、続ける意欲を刺激する仕掛け
・コンテンツ開発の幅が広く、複数の機能回復を狙ったプログラムが可能
・治療の進捗管理を自動で行い、機能回復の程度に合わせたメニューを提示
・オブジェクト探索の記録、検査結果の自動収集など、作業と評価検証を効率化
・複数の患者さんの治療を同時並行で実施でき、作業負担や社会保障費を軽減
・離島や山間部などの遠隔地、医療が未発達の新興国でも実施可能
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
MR※と、認知機能改善リハビリが融合最新テクノロジーと医科大学の知見・リソースが合体
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