エーザイ、アルツハイマー病新薬開発の最新データ発表
2017年11月16日
アルツハイマー病治療薬の開発すすむ
エーザイ株式会社は、2017年11月1日から4日まで米国マサチューセッツ州ボストンで開催された第10回アルツハイマー病臨床試験会議において、米バイオジェン社と共同開発しているアルツハイマー病治療薬、aducanumab(抗アミロイドβ抗体)について、臨床第Ib相試験の長期継続投与に関する最新データを発表しました。
エーザイ社と米バイオジェン社との提携は本年10月23日付で発表され、当サイトでもニュースとして掲載しています。
発表は、長期継続投与により得られたデータは新薬開発の基礎となる仮説への確信を強くするものであり、エーザイ社は「当社はバイオジェンとの共同開発をさらに進め、一日も早くAβ仮説に基づく世界初の次世代AD治療剤の創出をめざします。」と述べています。学会での発表概要は次の通りです。
発表概要
●漸増用量群の24カ月長期継続投与において、アミロイドプラークの減少と臨床的な疾患進行率に対する持続的な有用性が示唆されました。
●漸増用量群の24カ月長期継続投与では、固定用量群(3、6、10mg/kg)の同期間で観察された結果(用量依存的および時間依存的なアミロイドプラークの減少)との一貫性が見られました。
●固定用量群(3、6、10mg/kg)の36カ月の長期継続投与の結果はこれまでに発表済みの臨床第Ib相試験の解析と一貫性があり、進行中の早期アルツハイマー病を対象とした臨床第III相試験のデザインを支持するものです。
▼外部リンク
エーザイ、第10回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)において aducanumabの臨床第Ib相試験の長期継続投与に関する最新データ発表のお知らせ
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