オーティコン補聴器「先進補聴器オーティコン オープン」が世界累計販売台数200万台突破!

2019年2月27日

欧州と比べて低い補聴器利用率

115年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市)が2016年に販売開始した先進補聴器「Oticon Opn(オーティコン オープン)」が2019年1月時点で世界累計販売台数、200万台を突破しました。

オーティコン補聴器の本社があるヨーロッパ諸国は補聴器大国と言われ、欧州で難聴を自覚している人(自己申告による難聴者率10.9%)のうち約8割が耳鼻科医やかかりつけ医に相談、最終的に約4割が補聴器を装用していることが報告されています。

国内で難聴を自覚している人の割合は11.3%と欧州と大差がないにもかかわらず、実際に補聴器を使用する率はわずか14%と大変低い数値となっています。日本では難聴を自覚しつつも何らかの対処をしたという人は約4割にとどまり、6割以上が何もせず放置しているのが現状です。
(日本における難聴者と補聴器の実情についての大規模市場調査であるジャパントラック2018より)

難聴を放置しておくことでコミュニケーションの難しさから周囲と距離をおく、引きこもるなど社会的孤立やうつ病へとつながったり、認知機能の低下の加速に結び付く可能性も指摘されています。近年の国際的な研究結果によって積極的な補聴器の装用により、人の声や音の聞き取りが楽になり、脳にも音の刺激が入ることで社会との関わりも促進、認知機能の低下を遅らせる可能性があることが裏付けられています。

※国際的な専門家メンバーによって構成された、認知症予防、介入およびケアに関するランセット委員会(Lancet Commissions on Dementia Prevention, Intervention and Care)は、認知症の発症につながる年齢に関連した9つのリスク要因を挙げる中で、認知症症例のうち3件に1件が、年齢に応じたリスク要因を排除することで認知症を遅延または予防する可能性があるとしています。中高期(45歳~65歳)においては聴力低下への早期の適切な対処が後年での認知症を予防できる重要な要素となり得るとしています。

聴覚ケアのために開発された先進補聴器「オープン」

耳や聞こえに気を配ることは、健康そのものを考えることにつながるとして、オーティコンは「聴覚ケアはヘルスケア」を提唱しています。

聴覚ケアのために開発された先進補聴器「オープン」は「騒がしい環境下においても、周囲360度の自然な聞こえを届ける」ことをコンセプトに、弊社自社開発のモンスターチップ、べロックス(Velox™)と新技術の開発をもって実現化。大勢で食卓を囲んだときなどでも、周りの人の声が自然に耳に入るので、自分が加わりたい会話の輪にスムーズにとけ込むことが可能です。また人は脳で聞いているということに着目し開発された「オープン」は、脳の聞く働きをサポートし疲れやすさを軽減、脳に優しいことが実証された初めての補聴器です。

(画像は製品サイトより)

▼外部リンク
オーティコン補聴器、 3月3日(耳の日)に際し、聞こえについて今以上に関心を! ~先進補聴器オーティコン オープンが、世界累計販売台数200万台突破!~
「オーティコン オープン(Oticon Opn™)」製品サイト


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