認知症分野の認定看護師が1,000人を突破―日本看護師協会
2017年9月11日
より高い専門性を持つ看護師を育成
公益社団法人日本看護協会は、「第25回認定看護師認定審査」を行い、新たに 1,478人を認定看護師として認定しました(1,671人受験、合格率88.5%)。これにより認定看護師は、全21分野で合計18,728人になり、その中で認知症看護認定看護師がは1,000人を超えました。
認定看護師は、より専門性の高い看護師です。具体的には同協会によれば、次のような活動例が紹介されています。
専門的な治療や看護が必要な患者・家族に対して最適な看護は何か、認定看護分野の専門知識に基づき判断し、実践します。
他の看護師に対し、自らが手本となり専門知識や看護技術などを指導し水準の高い看護を行えるように働きかけたり、看護の現場で直面する問題や疑問の相談に乗り、改善策を導き出せるよう認定看護分野の専門知識に基づき支援します。
認定看護師になるには、看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める615時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格する必要があります。
さらに、認知症看護認定看護師は、認知症に関する専門的な知識や技術を有し、増加が予測される認知症の人とその家族に対するケアや、認知症に関する知識の普及・ケアサービス推進の役割において、専門性を活かした活動を行うことが期待されます。
(画像は同協会公式HPより)
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認知症分野の認定看護師が1,000人を突破―日本看護師協会
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