おでかけキャッチ♪逆転の発想から生まれた「認知症外出通報システム」 本人が何も持たない、 新しい徘徊防止のカタチ!

在宅介護の増加に伴い、 静かに増えている認知症徘徊の悩み

ありそうでなかった逆転の発想による新しい徘徊防止システムが誕生

高齢者の増加とともに増え続ける認知症患者。認知症患者の家族がさまざまな問題を抱える中で、特に生命にも関わる深刻な問題が認知症患者の徘徊だ。
この徘徊の防止を防ぐ新たなシステムが、フランスベッドが開発した「おでかけキャッチ♪」。開発までの経緯や開発者側が考える認知症の現状を、開発したフランスベッドに取材した。

どのような思いから開発に至ったのか?

家族だけの問題じゃない認知症患者の徘徊

高齢の認知症患者の徘徊は、家の外に出てしまえば、家族だけの問題ではなくなってくる。警察に保護されるケースのほか、線路などに立ち入ってしまえば、何万人もの乗客に影響が出ることも考えられ、まさに周囲を巻き込む大きな問題と言えるだろう。実際に、認知症患者の線路立ち入りによって損害賠償を請求された事件もある。

現在、認知症高齢者のうち、居宅生活を送っている方が大半です。認知症患者が今後も増加し続けると考えられている今、国の施策として住み慣れた環境でずっと生活することが求められています。
そこで問題になってくるのが徘徊。
介護する家族のストレスを軽減するにはどうすればよいのか、認知症の手助けになるものを一刻も早く出したいと考えました。

さまざまなタイプの徘徊関連商品があるなかで、なぜこの形になったのか?

限界がある徘徊防止システム

認知症患者の徘徊が深刻化する中、ニーズに合わせさまざまな徘徊防止システムが登場している。

例えば、ベッドの横の床に敷くマットタイプの感知器には、マットを踏むと家人に通知するセンサーがあるが、本人がマットを跨いでしまうと鳴らず、本来の目的を果たさない。
また、玄関等に設置される、人が通ると通知する赤外線センサーは、誰が通っても反応してしまい、「頻繁に鳴るのでわずわらしい」との不満の声もある。

さらに、認知症患者自身にセンサーに反応する機能がついたキーなどを持たせ、玄関を通ると家人に通知する商品があるが、認知キーのストラップ等を常にかける必要があり、本人が持つのを嫌がって「取り外してしまう」、「身につけてくれない」などスムーズに機能しないケースも多くある。

おでかけキャッチ♪」は、その状況をなんとかしたい、という思いから開発された。認知症患者以外の家族がキーを持ち、キーを持たない認知症患者が通ったときにのみ音と文字で知らせるという逆転の発想でできたシステムだ。

「おでかけキャッチ♪」の特徴とは?

徘徊センサーとして重要なことは、誤報と見逃しを防ぐことです。「おでかけキャッチ♪」は、本体ユニットと受信機を最大3台まで増設できるため、徘徊する際に通過する可能性のある箇所に最大3箇所設置できるようになっています。
また、こういった商品はアラームで警告するものが多いのですが、「おでかけキャッチ♪」は、受信機に文字を表示して警告するため、何が起きているのか分かりやすく、対策もとりやすいのです。

さらに大きなメリットは、介護保険で使えるという点です。介護関連商品は、便利なものであればるほど、いわゆる「ぜいたく品」とされ、介護保険がききにくいのですが、あえて商品をシンプルにし、介護保険でレンタルできるようにしました。

介護に悩んでいる方々に伝えたいことは?

認知症患者の方ができるだけ自宅で、ご家族と一緒に長く暮らせたら良いと思います。また、そういう環境を整えられたら良いなと思います。そのためにも、ご家族のストレス、負担を減らせたらうれしいと感じています。
おでかけキャッチ♪」は、使って初めて負担の軽減を感じて頂けます。認知症患者を抱えるご家族の方にぜひ使っていただき、便利さを実感して頂けたらと思います。