アルツハイマー型認知症治療剤に採用された粘着基剤技術

2019年7月14日

新技術を追加した製造販売承認事項一部変更の承認を取得

株式会社カネカ(東京都港区)のグループ企業、株式会社ケイ・エムトランスダーム(大阪市北区)の粘着基剤技術を使用したアルツハイマー型認知症治療剤の新基剤製剤が、3月13日に製造販売承認事項一部変更の承認を取得しました。

本製剤は、小野薬品工業株式会社(大阪市中央区)およびノバルティス ファーマ株式会社(東京都港区)が、経皮吸収型製剤である「リバスタッチ®パッチ」および「イクセロン®パッチ」(両剤とも一般名:リバスチグミン)の改良のために、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術を採用したものです。

従来の製剤には貼付部位の紅斑やそう痒症などの皮膚症状の副作用報告があったことから、小野薬品およびノバルティス ファーマとケイ・エム トランスダームが協働して新基剤製剤の開発を進めてきました。

今回承認を取得した新基剤製剤に採用されているケイ・エム トランスダーム独自の粘着基剤技術は、合成ゴム基剤として従来必須であった粘着付与剤を使用しなくても適度な粘着性を持たせることができる技術であり、肌に優しく、貼り心地が良い粘着基剤の実現が可能です。

(画像はイメージです)

▼外部リンク
カネカグループ、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術がアルツハイマー型認知症治療剤に採用


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