GPSを備えた新規格対応無線機「IC-DRC1」新発売

2018年11月17日

免許・資格不要ですぐに使えるトランシーバー

アイコム株式会社(大阪市平野区)は、地域の安全・安心・快適をサポートするトランシーバー「IC-DRC1」を2018年11月中旬に新発売します。新たにGPSを搭載し、相対的位置がわかる他、FMラジオも使えます。希望小売価格は29,800円(税抜)。

我が国の65歳以上の高齢者は4人に1人。2035年には3人に1人までその割合が増加すると見込まれます。また、総務省・警察庁によれば、昨年1年間で行方不明となった認知症高齢者は1.5万人を超えています。そんな中、2018年7月、一般社団法人電波産業会が、地域コミュニティの安心・安全を守る無線機の標準規格「デジタル小電力コミュニティ無線システム」を新たに策定しました。その新規格に対応する製品が、IC-DRC1です。

特別な資格や免許申請は不要

本機はGPSが搭載されていることから、通信相手となる「IC-DRC1」の相対位置がわかり、見守りが必要な高齢者や、子どもの位置を把握することができます。たとえば「南東の方向に約300m離れている」などの情報が無線機本体画面に表示されるほか、無償ダウンロードできるソフトウェア「RS-DRC1」をインストールしたPCをネットワーク環境に接続することで、地図上に相手の位置を表示できます。

FMラジオ機能を搭載したほか、スマートフォンのようにUSBケーブルで充電できます。使用にあたって通信料などのランニング費用が掛からず、特別な資格や免許申請も不要ですので、だれでも手軽に使えます。同じく資格・免許なしで使える既存の無線機規格・特定小電力無線が数百メートルの通話距離であるのに比べ、本機では市街地で約500m、郊外で2kmとさらに長い通信距離をもつことも大きなメリットです。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
GPSによる見守り機能を備えた新規格対応無線機 IC-DRC1 を新発売。免許・資格不要ですぐに使える、安心・安全・快適な地域コミュニティをサポートするトランシーバー


このページの
上へ戻る