2016/12/18

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糖尿病の場合のランゲルハンス島β細胞の特徴

膵臓のランゲルハンス島β細胞は、血糖値を下げるインスリンを生成し、分泌しています。血糖値を下げるホルモンはインスリンしかないため、インスリンが上手く作用しなければ高血糖状態に陥り糖尿病を発症します。今回は、糖尿病の場合に見られる膵臓のランゲルハンス島β細胞の特徴について解説します。

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糖尿病のメカニズム

食べ物が体内に取り込まれると、糖分はブドウ糖に分解され血液中に吸収されます。食事により血糖値が上昇すると膵臓にあるランゲルハンス島β細胞からインスリンが分泌され、ブドウ糖は身体中の細胞でエネルギーに変換され利用されます。

インスリンの分泌量が十分でないか、インスリンが十分に作用しない場合、血糖値を下げることができずに高血糖状態が続きます。これが糖尿病です。インスリンが十分に作用しない原因の1つとして、インスリンに対し鈍感になるインスリン抵抗性が考えられます。

糖尿病に見られる膵臓のβ細胞の特徴

糖尿病の場合、インスリンを分泌する膵臓ランゲルハンス島β細胞に特徴がみられます。糖尿病を患うとβ細胞の量が減り、機能が低下します。これらの現象は、β細胞のアポトーシスが増えることが原因です。
糖尿病により高血糖状態が続くと、インスリンの分泌量が減ります。また、インスリン抵抗性が引き起こされインスリンが十分に働かなくなると、さらに高血糖状態に陥り糖尿病はますます悪化します。この負のサイクルを糖毒性といいます。

<まとめ>
糖尿病の治療には、膵臓のランゲルハンス島β細胞の負荷をできる限り軽減することが重要です。生活習慣を見直すとともに、血糖コントロールを行いましょう。