2016/07/15

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糖尿病の検査入院で行われる検査とは

他の病気と違い、前兆がなく気づきにくいのが糖尿病の特徴ですが、心当たりがある人はすぐに検査を受けることをおすすめします。通常の糖尿病なら血液検査で血糖値を見られますが、合併症の疑いがある場合は検査入院して各臓器の検査を行う必要があります。

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糖尿病の検査で入院するのはどんな症状の人

疲れやすい、きちんと食べているのに痩せてきた、尿量が多い、喉が渇くなどの症状がみられたら糖尿病のサイン。他の病気と比べてあまり前兆がないため気づきにくい病気ですが、これらに当てはまったらまずは病院で血液検査を受けましょう。

他に病気を患っていない場合は、ほとんどがその日中に検査結果が出ますが、腎臓や視神経などの持病がある場合や、動脈硬化や合併症の疑いがある場合は検査入院が必要となります。この検査入院の期間はおよそ3日~1週間程度で、入院のタイミングは病院側や医師によって決められます。とくに視力低下や下肢しびれ、歩行時の下肢痛などが見られた場合は糖尿病合併症の疑いがあり、検査入院での詳細な検査を薦められます。

※低血糖症に関する詳しい解説は『低血糖症で病院に行くときは何科に行けばいい?』をご覧ください。

糖尿病の検査入院中はどんなことをするの?

糖尿病の検査入院をする人は、とくに血糖値やヘモグロビンの数値が高い人、高血圧、肥満、動脈硬化の疑いがある人となります。検査入院で徹底的に体内の臓器の働きなどを調べますが、それと同時に退院後の生活習慣の見直しも指導されます。

糖尿病は一種の生活習慣病であるため、投薬だけに頼らず、日常の生活を見直さなければ悪化の意図をたどります。血糖値を今以上上げないようにするには、とくに食事制限と運動が必要となり、医師や看護師、管理栄養士などから指導を受けます。検査が目的の入院ですが、ある意味、糖尿病を悪化させないための指導プログラムでもあります。

検査入院と治療入院

糖尿病の検査が目的で入院する場合はまだしも、治療が必要となり入院する場合はかなり重篤な症状といえます。

多くが高血糖による昏睡や糖尿病勢ケトアシドーシス(インスリン不足)による脱水、意識障害、ショックなどを併発したときに治療入院となります。若年でかかる1型の糖尿病に多い合併症ですが、2型でも起こることもあります。

これらの症状が悪化すると痙攣などを起こし、速やかな対処を行わなければ命にかかわることもあります。このため、集中的な治療が必要となります。これらの合併症を防ぐためにも、徹底した血糖コントロールが必要です。