2016/07/15

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薬局でできる糖尿病検査と費用について

厚生労働省の調査1)によると、糖尿病が強く疑われる人数が約1,000万人いるといわれる糖尿病。糖尿病の自覚症状はあまりみられないために気づかないうちに糖尿病が進行している場合があります。 現在、糖尿病の検査を、薬局やインターネットでキットを購入して自宅で検査する方法や、薬局などの検体測定室に行って検査を受ける方法があります。 心当たりのある人は検査してみてはいかがでしょうか。

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薬局などの検査測定室で糖尿病の検査を受けられるの?

平成26年より、薬局やドラッグストアなどの検査測定室にて糖尿病の簡易検査を受けられるようになりました。

仕事や育児、介護などで忙しく、なかなか病院に行けないという人には便利なシステムです。しかし、あくまでも簡易測定になりますので、この検査によって測定値が糖尿病を疑う結果の場合、すぐに病院で精密検査を受けましょう。

前兆がなく気づきにくい病気だからこそ、検査を受けましょう

糖尿病は他の病気と違い、痛みなどの症状がないため気づきにくいといわれています。健康診断などによる血液検査の結果をみて、血糖値の高さに驚く人も多いようです。糖尿病の症状としては「食べてもやせる」「喉が渇く」「尿の量が多い」「手足がしびれる」「目がかすむ」「からだがだるい」「空腹時に怒りっぽくなる」「おなかがへる」「陰部がかゆい」などが特徴です。気になる症状がみられれば、検体測定室を利用して、調べてみましょう。

糖尿病は、生活習慣を見直すことでうまく付き合っていける病気です。早期発見のためにも、検体測定室を活用しましょう。

薬局などの検体測定室で検査を受けるにはどうしたらいいの?

薬局で検査を受ける方法の流れを説明します。

まず、検査を受けられる薬局を調べましょう。インターネットにて全国で実施されている薬局を調べることができます。また、実施できる曜日や時間が限られている場合がありますので、予め確認したほうが良いでしょう。

次に、検査を受ける旨を伝え、どの検査を受けるか選びます。施設によって糖尿病に関する検査だけでなく、脂質異常症や動脈硬化に関する検査を受けることもできます。また、検査によって費用も異なりますので、どの検査を受けたら良いか、相談しても良いでしょう。

検査を受けるにあたり、アルコールや消毒へのアレルギーはないか、血液が止まりにくい病気や薬を飲んでいないかなどの質問に答え、同意書に署名します。 そして、指先に針を刺して、血液を採取します。

その場で10~20分程度で検査の結果が分かる場合と、採取した検体を検査所に送り後日検査結果が分かる場合があります。施設によって異なるので、予め確認しておきましょう。

糖尿病の場合、血糖値とHbA1c(グリコヘモグロビンエーワンシー)という2種類の検査を受けます。値段は、施設によって異なりますが、1,000~2,000円程度です。また、他の検査項目とパック料金で4,000~5,000円で受けられる施設もあります。

このように、検査の種類や方法は施設によって異なります。継続して検査を受けるためにも、通いやすい自宅や職場に近い場所を選ぶのも良いでしょう。

また、データをスマートフォンなどで管理し、継続的な推移を見ることができる場合もあります。職場の年1回の健康診断の中間時点として半年後に検体測定室を利用する、日々の健康管理の指標として利用するなど自分のライススタイルに合わせて活用してみてはいかがでしょうか。

参考文献:
1)厚生労働省.“平成28年国民健康・栄養調査結果の概要”.p7-9.(2018年11月22日アクセス)
2)日本糖尿病学会.患者さんとその家族のための糖尿病治療の手びき2017.改訂第57版,日本糖尿病協会・南江堂,2017,p.4.