2016/07/14

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糖尿病検査の方法にはどんな種類があるのか

糖尿病は血糖の働きを下げるインスリンの作用が十分に行われない病気で、体内のブドウ糖が有効に使われずに、常に血糖値が高くなります。どういった検査方法で糖尿病か否かを知ることができるのでしょうか。

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糖尿病にはどんな種類があるの

糖尿病はその原因により4つの種類に分けられます。子どもや若年層によく見られるのが1型糖尿病。このタイプは、インスリンを作る膵臓の細胞が何らかの原因で壊され、十分に機能しておらず体内でインスリンを作れなくなります。インスリンが作られなければブドウ糖が有効に使われないため、血糖値が高くなり糖尿病と診断されます。

最も多いのが2型糖尿病で、主に中高年以降にみられます。日本の糖尿病患者の約95%がこの2型糖尿病といわれ、遺伝子的な体質はもちろん、過食、とくに高脂肪食や運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣が原因となります。また、肥満でなくても内臓脂肪が多い、いわゆる「メタボリックシンドローム」と呼ばれる人も糖尿病を発症しやすくなります。

もしかしたら糖尿病かも?と思うのはどんなとき

尿の量が増えたと感じたら要注意です。尿と一緒に糖が出るときに体内の水分も排出するため尿量が多くなります。また、喉が渇きやすくなり水分をたくさん飲むようになります。これは多尿のため脱水状態となっているからです。糖が尿に出るために体内のたん白質や脂肪を利用してエネルギー源としようとする作用が動き、このため体重が減ってしまいます。食べているのに痩せたと感じたら糖尿病を疑うといいでしょう。一番わかりやすい症状は疲れやすくなること。エネルギー不足と体重減少により、常に疲れを感じるのも糖尿病の特徴です。

糖尿病の症状に当てはまったらどんな検査方法で調べればいいの

糖尿病の診断は血液検査で行います。過去1~2カ月の血糖を反映する「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」や、糖尿病を最も確実に診断できる検査として一般的に行われる「75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)」などが主な検査方法です。75g経口ブドウ糖負荷試験は、早朝空腹時血糖値を測定後に75gのブドウ糖溶液を飲み、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を測定します。また朝食前の血糖値が1日の中でも最も低いとされるため、朝食前の空腹時に測定する「早朝空腹時血糖値」を行うために、前日夜9時以降の絶食も必要となります。これらの検査方法で調べ、早朝空腹時血糖値が125mg/dL以上、75gOGTT検査の2時間後に200mg/dL以上、または随時血糖値200mg/dL以上、プラスHbA1c6.5%以上は糖尿病と診断されます。