2016/07/14

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糖尿病の合併症は汗に現れる?その症状とは

糖尿病の合併症の一つに「糖尿病神経障害」と言われる自律神経系の障害があります。自律神経が乱れると少し動いたり、食事をしただけでも大汗をかくようになります。異常に汗が出るなどの症状が続く場合は、糖尿病の合併症かも知れません。

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糖尿病による発汗異常とは?

糖尿病 による発汗異常は、自律神経の障害が原因と言われています。今まで生活していたのと変わりない状況で、いつもより大量に汗をかく、という自覚症状で気づくこともあります。また、糖尿病神経障害では、汗をかかないという症状 もあります。

糖尿病の特徴として「多飲・多尿」があります。今までよりも多く水分を摂取したくなったり、今までよりも尿が多く排泄されます。大量に汗が出る分、水分を多く摂取する場合もあります。このように、今までの生活と比べて汗をかく、水分を多く摂る、尿の量が多いという自覚症状が現れることも注意する点の一つです。

ただし、汗を大量にかくのは、糖尿病だけの病気ではありません。例えば、甲状腺ホルモンの異常で起こるバセドウ病でも大量に汗をかいたり、体重が減る症状が現れます。糖尿病もバセドウ病も、ホルモンに関する内分泌疾患です。どちらに受診したら良いか迷った際には、病院に相談してみましょう。

※糖尿病の初期症状に関する詳しい解説は『しきりに多量の尿が出るのは糖尿病の初期症状』をご覧ください。

※糖尿病の初期症状に関する詳しい解説は『食事の時にやたらと喉が渇いたら危険!糖尿病の初期症状』をご覧ください。

糖尿病の汗の臭いについて

糖尿病 になると、甘酸っぱいような特有の臭いを持つ汗が出ます。この臭いはケトン体という物質ですが、血中にケトン体が増えると汗の臭いだけでなく、口臭や体臭、尿や便からも同様の臭いが発生します。糖尿病になるとブドウ糖をうまく利用できず、エネルギー不足になることから、体は脂肪を分解して燃料とします。この時、脂肪の分解に伴ってケトン体という物質が発生し、これが血液中にたまって血液を酸性にします。

生活習慣を見直し合併症の悪化の予防に努めましょう

糖尿病 の異常な発汗により、脱水を起こす可能性があります。水やお茶といった、糖質を含まないものがお勧めです。清涼飲料水に含まれている糖質をとりすぎることにより、高血糖の状態が続く ペットボトル症候群 に注意しましょう。

また、食事療法や運動療法などで血糖のコントロールに努めましょう。生活習慣を見直し、自律神経を整えることが大切です。 生活習慣は食事、運動、睡眠などコツコツ改める努力が必要です。感染しやすい状態にあることから、皮膚の清潔にも努めましょう。こまめに汗を拭き、大汗をかいたら下着や衣服をまめに着替える、入浴時には殺菌作用のある石鹸を使うなど心がけましょう。
血糖をコントロールするには、血糖値をできるだけ正常な数値に近づけることが大切です。自己判断は危険ですから、異常を感じる場合は早急に対処してください。

※血糖値の正常な数値に関する詳しい解説は『血糖値の正常な数値を知り、高血糖・低血糖に注意しよう』をご覧ください。