2016/09/30

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糖尿病の予防や改善に関わる基礎代謝量の増やし方

糖尿病で高血糖状態が続く場合は、薬物療法や食事療法、運動療法などが適用されます。運動療法が適用される場合は、基礎代謝量を増やすことが重要です。今回は、糖尿病の予防や改善に関わる基礎代謝量の増やし方について解説します。

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基礎代謝量を高めてカロリーの消費を促進させる

糖尿病患者には血糖をコントロールできており、合併症を起こしていない場合は運動療法が効果的といわれています。しかし、身体の状態により運動療法を行うと症状が悪化する場合があるので、必ず医師に相談してから行う必要があります。

運動療法の主な目的は次の通りです。

(1)エネルギー源である血中のブドウ糖を消費してインスリンの分泌を調整し、膵臓への負担を軽減する。

(2)エネルギー源である脂肪を消費し、糖尿病の合併症の1つである動脈硬化の原因の悪玉コレステロール減らす。

(3)糖尿病と合併しやすい高血圧を予防する

(4)血行を促進させる

これらの効果を効率的に得るために、基礎代謝量を増やしましょう。基礎代謝とは、安静にしている状態で使用されるエネルギーのことで、呼吸や内臓の機能の維持、体温の調節などに使用されます。日中の基礎代謝の内訳は次の通りです。

(1)肝臓 約27%

(2)脳 約19%

(3)筋肉 約18%

(4)腎臓 約10%

(5)心臓 約7%

(6)その他 約19%

基礎代謝量を増やすことで、血糖コントロールの改善に役立つと共に、インスリン感受性を高めることができるといわれています。

基礎代謝量を増やす方法

内臓の活性化や筋肉量の増加により、基礎代謝量を増やすことができます。ダンベルやチューブなどを用いた筋力トレーニングを行いましょう。しかし、強い負荷をかけすぎると血圧の急激な上昇や低血糖の恐れがあるので、無理は禁物です。

内臓を活性化させる

内臓を活性化させるために、栄養バランスに優れた食事を摂りましょう。タンパク質や新鮮な野菜、海藻類などを積極的に摂ることをオススメします。アルコールやジュース、お菓子などは控えましょう。また、1日3食規則正しく食事を摂ることも大切です。食事を抜くと、次の食事の際に血糖の急激な上昇を招きます。

<まとめ>
運動療法は全ての糖尿病患者に適応できる訳ではありません。自己判断で行うのではなく必ず医師に相談し、指示を仰ぎましょう。基礎代謝量を増やすことで、効率的にエネルギーを消費することができます。基礎代謝を増やすには筋肉量を増加させたり、内臓を活性化させることが大切です。