2016/07/14

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女性の糖尿病の場合、初期症状はどんなもの?

11人に1人の女性がかかると言われている糖尿病。初期症状はなかなか自覚しにくいですが、実は女性ならではの初期症状があります。それが「女性器がかゆくなる」という症状。陰部に強いかゆみを感じたら、医師の診察を受けた方が良いかもしれません。

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女性特有の糖尿病の初期症状「デリケートゾーンのかゆみ」

静かに進行していく糖尿病は、自覚症状があらわれにくいとされる病気。一般的な初期症状としては、「口や喉がやたらと乾く」「トイレの回数が増える」「食欲が異常にある」「体重が減少する」「足のむくみ」などが挙げられます。女性の場合は、「疲れやすくなる」「おできができやすくなる」という方が多いようです。どれも普段の生活の中では気が付きにくく、「ちょっと疲れてるのかな」とスルーしてしまうことが多いかもしれません。

そんな中で、女性ならではの糖尿病の初期症状があります。それが「デリケートゾーンのかゆみ」。外陰部のみに強いかゆみが発生するのが特徴です。お風呂できちんと洗っているのにかゆみが取れない場合は、糖尿病を疑ってみた方が良いかもしれません。

※糖尿病の初期症状に関する詳しい解説は『糖尿病の初期症状、低血糖の時に現れる症状とは』をご覧ください。

なぜデリケートゾーンがかゆくなるの?

では、なぜ女性の場合は初期症状としてデリケートゾーンにかゆみが生じるのでしょうか。糖尿病になると、抵抗力が落ちて様々な感染症にかかりやすくなります。細胞の隅々まで栄養が行き渡らなくなり、皮脂の分泌が減って皮膚は乾燥しがちになります。乾燥すると肌はかゆくなりやすくなります。

そして糖尿病の大きな特徴が、糖濃度の高い尿が出ること。通常、食事などによって血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され、血中のブドウ糖が細胞に吸収されます。しかし糖尿病になるとインスリンの働きが悪くなり、血液に多くのブドウ糖が残ったままに。これが尿として排出されると女性器にカンジダ菌などの雑菌が繁殖しやすくなり、強いかゆみが起こります。

※糖尿病の初期症状に関する詳しい解説は『しきりに多量の尿が出るのは糖尿病の初期症状』をご覧ください。

ホルモンバランスの乱れが女性の糖尿病を引き起こす

女性が糖尿病になるきっかけは、妊娠・出産や更年期などの「ホルモンバランス」の乱れ。特に妊娠中は甘いものを食べたくなる人も多く、糖尿病になりやすい状態と言えるでしょう。強い喉の渇きも「おなかに赤ちゃんがいるから」と妊娠による身体の変化の一部で済ませてしまうこともあるので気を付けてください。また更年期障害を起こしやすい40~50代も注意が必要です。初期症状を自覚したら、早めに医師に相談しましょう。