2016/09/30

8,343 view

niddm・iddmって1型・2型糖尿病と同じ?

糖尿病について調べると、時折目にすることのあるniddmやiddmといった言葉。これらの言葉は何を意味しているのでしょうか。また、糖尿病は1型・2型と分類されていますが、一体どのような違いがあるのでしょうか。これらについて解説します。

シェア

ツイート

niddm・iddmって何?

niddmは、インスリン非依存型糖尿病を表す英語・non-insulin dependent diabetes mellitusの略です。インスリン分泌機能がわずかに残っており、インスリン療法をしなくても生命維持できる状態の糖尿病を指します。もう一つのiddmは、インスリン依存型糖尿病を表す英語・insulin dependent diabetes mellitusの略です。インスリン分泌機能がほぼ失われ、体外からインスリンを補わないと生命維持ができない状態の糖尿病を指します。

niddmは今で言う2型糖尿病、iddmは1型糖尿病に相当しますが、最近の糖尿病学会の定義では、正式な学術用語としては使われなくなっています。糖尿病に陥った原因や現在の状態を表す分類をした方が、表現しやすいと考えられ、最近では1型・2型糖尿病という表し方をしています。

1型・2型糖尿病の違いは?

1型糖尿病は、膵臓のランゲルハンス島内に存在し、インスリンを分泌しているβ細胞が機能しなくなってしまい、高血糖が起こる糖尿病です。1型糖尿病の原因は主に2つに分けられ、免疫機能に何らかの異常が起き、自らの膵臓を攻撃してしまう自己免疫性のものと、原因がわからない特発性のものがあります。子どもや若い方に多く、体型はどちらかというと痩せ型の方に多く見られます。急激に発症し、病状の悪化も急速であるのが1型糖尿病発症の特徴です。主な治療として、インスリン注射が行われます。

それに対し、2型糖尿病は、遺伝によって糖尿病になりやすい体質の人が、ストレスや運動不足、肥満など糖尿病になりやすい生活を送ることによって発症する糖尿病です。中高年の方、及び肥満の方に多くなっています。発病はゆるやかで、病状の進行もゆっくりなのが2型糖尿病発症の特徴です。2型糖尿病の治療でも、場合によってはインスリン注射や薬を服用することもありますが、食事療法や運動療法が主な治療法となります。

1型・2型糖尿病のそれぞれの割合は、1型が約5%、2型が約95%となっており、生活習慣病の一つである2型糖尿病の方の割合が圧倒的に多くなっています。

まとめ
1型・2型糖尿病のいずれも原因は完全には解明されていません。特に原因がわからない部分が多い1型糖尿病を防ぐことは難しいかもしれませんが、2型糖尿病は生活習慣を改めることで改善されることが期待できます。現時点で糖尿病にかかっていない方、そして特にご家族に糖尿病患者がいる方は、生活習慣を一度振り返ってみることも大切です。