2016/09/01

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糖尿病と脳梗塞は関係がある?発症リスクと予防策

糖尿病にかかっていると発症リスクが高まる病気の1つとして、脳梗塞が挙げられます。しかし、なぜ脳で発症する脳梗塞と関わりがあるのでしょうか。今回は、糖尿病と脳梗塞の関係について解説します。

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糖尿病と関係があるといわれている脳梗塞

脳梗塞は脳の血管の一部が狭くなってしまったり、血栓が詰まることにより起こるといわれています。その結果、血行が悪くなり脳機能がダメージを受け、壊死してしまう病気です。脳梗塞による死亡者は年間約7万人に及ぶともいわれており、死に至らなくても麻痺や言語障害などが起こるため、日常生活に支障をきたすリスクもある恐ろしい病気です。

タイプ別に見た発症リスク

脳梗塞はその発症要因によって3つのタイプがあります。

(1)アテローム血栓症脳梗塞
脳にある比較的太い血管が狭くなったり、血栓が詰まることで起こる脳梗塞。欧米人に多く、高血圧や糖尿病による動脈硬化が原因。

(2)心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓が脳に移動し、血管を詰まらせることで起こる脳梗塞。心房細胞によってできた心臓の血栓が原因。

(3)ラクナ梗塞
脳の細い血管が詰まることで起こる、1.5cm以下の脳梗塞。日本人に多く見られ、高血圧が主な原因。

糖尿病による動脈硬化が原因といわれているアテローム血栓症脳梗塞の発症リスクは、そうでない人と比べると男性では約1.94倍、女性では約4.64倍にまで高まるといわれています。その他のタイプも、以下のように発症リスクが高まります。

(1)アテローム血栓症脳梗塞
◆男性:約1.94倍
◆女性:約4.64倍

(2)心原性脳塞栓症
◆男性:約2.85倍
◆女性:約4.24倍

(3)ラクナ梗塞
◆男性:約2.04倍
◆女性:約3.85倍

脳梗塞の諸症状

脳梗塞の典型的な症状として挙げられるものは以下の通りです。

◆意識障害
◆片麻痺
◆四肢麻痺
◆感覚障害
◆言語障害
◆失語症
◆健忘症
◆同名性半盲
◆複視
◆ふらつき
◆嚥下障害

塞栓は詰まってすぐであれば、溶かして除去することができます。しかし、3~4時間経過してしまうと血栓を溶かすことができたとしても壊死に至った組織に大量の血液が流れ込み、危険な状態に陥ります。脳梗塞を発症したら、至急専門家のいる病院での受診が必要です。