2016/09/02

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毎日の実践が重要!ヘモグロビンA1c値を下げる方法

糖尿病の治療で重要な指標として扱われるヘモグロビンA1c。なかなか下がらず困っている方が多いといわれています。何をすればヘモグロビンA1cが下がるのでしょうか。ここではヘモグロビンA1cの意味と下げる方法について説明します。

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ヘモグロビンA1cはブドウ糖と結合したヘモグロビン

ヘモグロビンA1c値を下げる方法は、ヘモグロビンA1cの意味を理解するとよくわかります。
ヘモグロビンA1cとは、赤血球の中にあるヘモグロビンのうちブドウ糖と結合したもののことです。この割合をパーセンテージで表したものが糖尿病の検査などで利用されているHbA1c値です。
ヘモグロビンA1cは高血糖状態が続くと多くなります。高血糖を改善すればヘモグロビンA1c値も下がると思われがちですが、ヘモグロビンA1c値は簡単に下がりません。赤血球の寿命が120日程度あるからです。

※HbA1cに関する詳しい解説は『糖尿病を診断する重要指標「HbA1c」を知ろう』をご覧ください。

押さえておきたい血糖値とヘモグロビンA1cの違い

ヘモグロビンA1cと同じく、糖尿病の検査や治療で血糖値が用いられています。
血糖値は、検査した時点の血液に含まれるブドウ糖の濃度を現します。その時点の濃度を調べるものなので、検査前数日間だけ糖分の少ない食事をすれば血糖値を下げることができます。
一方、ヘモグロビンA1cは検査前数日だけ糖分の少ない食事をしても下がりません。ヘモグロビンA1cは過去1、2カ月における血糖コントロールの平均を推測できる検査です。

※ヘモグロビンA1cに関する詳しい解説は『血糖値との違いは?ヘモグロビンA1cの概要と基準値』をご覧ください。

地道な取り組みが重要!ヘモグロビンA1cを下げる方法

ヘモグロビンA1c値は、短期間だけ対策すれば下がるものではありません。
良い血糖コントロール状態を数カ月維持し、ようやく下がる値です。具体的に下げる方法として挙げられるのが運動と食事です。それぞれのポイントは次の通りです。

運動のポイント
・ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめ。
・目標は1回15~30分程度のウォーキングを1日2回、週3日程度。
・歩数の目標は1万歩/日。

食事のポイント
・甘いものや油物を控える。
・野菜をしっかり食べる。
・1日3食を心がける。
・腹7、8分目を心がける。
・食事の時間をできるだけ整える。
・夜9時以降の食事は控える。

※食事法に関する詳しい解説は『ヘモグロビンA1cとは?糖尿病予防に欠かせない食事法』をご覧ください。

特別な点はありませんが、これらを地道に守ることがヘモグロビンA1c値を下げることにつながります。ただし、糖尿病の状態によって注意点は異なります。運動方法や食習慣を変えるときは必ず医師に相談しましょう。

まとめ

ヘモグロビンA1cは、ブドウ糖と結合したヘモグロビンの割合を表します。赤血球の寿命が120日程度なので、対策を行っても簡単には下がりません。ヘモグロビンA1cの下げ方は、よい血糖コントロール状態を維持することです。特別な対策はないので、地道な対策を続けることが重要です。