2019/11/22

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日本IDDMネットワーク、名古屋大へ循環型研究資金による支援

全国の1型糖尿病患者・家族を支援する私たち認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(佐賀市)は、3例目となる1型糖尿病の根絶に向けた研究への「循環型研究資金」による支援を名古屋大学に決定し、記者会見を行いました。

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レプチン受容体シグナルを介した1型糖尿病の新規治療開発

研究課題は「レプチン受容体シグナルを介した1型糖尿病の新規治療開発」。研究者は、名古屋大学総合保健体育科学センターの坂野僚一・准教授、名古屋大学大学院医学系研究科の伊藤禎浩・寄附講座助教。支援される研究資金は1,000万円です。

1型糖尿病のモデルマウスに、脂肪細胞から分泌されるレプチンというホルモンとレプチンの作用を増強する薬剤を組み合わせて投与するとインスリンを使用しなくても血糖値が正常化します。

この治療方法が臨床応用された場合、1型糖尿病患者は、これまでの治療で行っていた毎日4~5回のインスリン皮下注射から解放され、インスリン治療で生じる低血糖の頻度が減ると共に、体重増加のリスクが軽減されます。

研究成果の還元をさらなる研究支援につなげる

今回の支援について、認定NPO法人日本IDDMネットワークの井上龍夫理事長は次のようにコメントしています。

「今回は、一方的な研究助成という形ではなく、研究成果により当該研究機関が対価を得た場合は、日本IDDMネットワークが提供した資金を上限にその研究資金が当法人に還元されるという形態です。こうした患者・家族が中心になって研究資金の循環を創りだす取り組みは、当法人が順天堂大学と契約を交わしたものが国内初の試みであり、国立大学法人で初めてとなった徳島大学に続いて、名古屋大学が3例目となります。
研究成果により日本IDDMネットワークへ還元される資金をもとに、私たちが国内の他の研究者の方々へさらに研究資金“循環型研究資金”を提供することで、日本国内の1型糖尿病根絶(=予防+治療+根治)に向けた研究がさらに進展することを意図しています。」

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

【インスリンを使用しない1型糖尿病の新規治療法開発】患者・家族によるNPO法人日本IDDMネットワーク名古屋大学へ「循環型研究資金」による支援