2019/10/07

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藤田医大、日本IBMら、糖尿病性腎症の悪化予測モデル構築

藤田医科大学と第一生命、日本アイ・ビー・エムは、糖尿病性腎症の悪化予測モデル構築の共同研究の成果を発表しました。糖尿病の合併症のなかでも悪化すると人工透析など治療に大きな負担がかかる糖尿病性腎症について、日本人固有の特性を踏まえつつ悪化具合を高い精度で予測するモデルを構築したものです。

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日本人固有の特性を踏まえつつ予測モデルを構築

研究は、2017年に藤田医科大学、第一生命、日本IBMが共同で、匿名化された藤田医科大学病院の13万人以上の各種検査値や診療記録・栄養指導記録、継続通院患者の情報から把握できる時系列データ等についてAI技術を活用して解析。

検体検査等の検査結果をもとに、腎症を進行レベルによって5つのステージ(第1期から第5期まで順に悪化)に分類し、第1期の軽度な糖尿病性腎症患者について、180日後の病状進行(ステージ変化)を高い性能で予測するモデルが構築できました。論文掲載の方法でステージ変化予測精度を評価したところ、AUC(識別性能の評価指標)0.74を達成しました。

また、これらのデータ解析を進めるなかで、180日後の腎症悪化が、長期的に重篤な合併症の発生率と関連するかどうかについて検討しました。その結果、180日後の腎症の悪化が将来の透析導入や心血管合併症の発症に関連することを見いだしました。

論文は、2019年8月14日の「Scientific Reports※(Nature Publishing Group)」に掲載されました。

(画像はイメージです)

外部リンク

藤田医科大学、第一生命、日本IBM 共同研究論文がNature関連誌「Scientific Reports」に掲載

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