2019/03/07

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富士通他、糖尿病治療のAI学習モデル構築の共同研究開発に着手

北海道公立大学法人札幌医科大学と富士通株式会社(東京都港区)、株式会社富士通北陸システムズ(石川県金沢市)は、臨床情報データのAI活用に向けた共同研究として、糖尿病治療における経口血糖降下薬の処方最適化に関するAIによる学習モデルの構築に2月より着手すると発表しました。

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治療の効果を予測するための技術開発

共同研究開発は、糖尿病患者への投薬の効果をAIが予測することによる診療支援を目的としたものです。電子カルテシステムや診療DWH(データ分析のために基幹システムよりデータを収集・蓄積するシステム)などに蓄積された患者の検査値や、糖尿病治療薬の一種である経口血糖降下薬の処方情報について機械学習を用いることにより、糖尿病における一般的な合併症予防の目標値であるHbA1c値(糖尿病治療における血糖指標)が7.0%未満となるよう、治療の効果を予測する技術の開発を目指します。

具体的には、「高精度なデータセットの成型技術」、「AI技術による学習モデルの作成」を目指します。札幌医科大学附属病院を受診している糖尿病患者約5,000人の診療記録、検査結果、処方情報などが格納された診療DWHやBIツール(組織のデータを収集・蓄積・分析・報告し、意思決定に役立てる手法や技術)から、個人情報を削除した形式で抽出したデータセットを入力情報として機械学習を行い、治療の効果を予測する学習モデルの作成を行います。

これら学習モデルの評価項目として、性能を表す曲線下面積値、正解率、再現率などを評価するとともに、経口血糖降下薬の処方の最適化に貢献できることを検証していきます。三者は今後も本共同研究開発における成果の精度や汎用性をさらに高めるとともに、他の疾患におけるAI技術の活用についても共同研究開発を続けるとしています。

(画像はイメージです)

外部リンク

富士通他、糖尿病治療における経口血糖降下薬の処方最適化に関するAIによる学習モデル構築の共同研究開発に着手

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