2018/07/17

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九大と東大、インスリンの肝臓内分子制御を解明

九州大学生体防御医学研究所の久保田浩行教授の研究グループは、東京大学の黒田真也教授との共同研究により、血中インスリンの濃度変化(血中インスリンパターン)によって肝臓内分子を個別に制御できることを明らかにしました。

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血中インスリン濃度変化が肝臓内の分子を個別に制御

インスリンは血糖値を減少させることのできる唯一のホルモンであり、その作用異常は糖尿病の発症に強く関係しています。インスリンは食後に分泌される「追加分泌」など複数のパターンを示し(参考図)ますが、詳細なメカニズムは不明のままでした。

本研究では、実験とコンピュータシミュレーションを用いた解析により、インスリンがその血中パターンによって肝臓内分子を個別に制御できることとそのメカニズムを明らかにしました。さらにシミュレーション実験から、糖尿病初期では肝臓内分子の応答を健常の応答と同じようにするために血中インスリンパターンを変化させていることが示唆されました。

糖尿病研究への応用に期待

これらの成果は、今後の糖尿病研究への応用が期待されるだけでなく、様々なホルモンの血中パターンのメカニズム研究にも寄与するものと考えられます。研究成果は「Cell Systems」に掲載されました。本研究について研究者は次のようにコメントしています。

「近年、生物学の世界においても、コンピュータを用いた解析が行われるようになってきました。コンピュータを用いた解析は、そのメカニズムを明らかにするだけでなく「予測」をすることもできます。予測は創薬や治療の時間的・金銭的コストを下げることが出来ます。今後、このようなコンピュータを用いた解析が生物学の世界でも広がっていくと考えています。」

(画像はイメージです)

外部リンク

インスリンの血中濃度変化が肝臓内の分子を個別に制御していることを発見

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