2018/05/31

477 view

順天堂大学、新たな代謝制御メカニズムを解明

順天堂大学大学院医学研究科老化・疾患生体制御学の山下由莉特任助手、平澤恵理教授、神経学の服部信孝教授らの研究グループは、細胞の足場ともいえる細胞外マトリックス(ECM)を構成する主要成分である「パールカン(perlecan)」が、生活習慣病の発症に関わることを明らかにしました。

シェア

ツイート

生活習慣病の発症機序に迫る

パールカンを欠損させたマウスの骨格筋では、有酸素運動に特徴的な赤筋化がみられました。さらに、同マウスでは全身の糖や脂質の代謝が活性化し、肥満や脂肪肝などの生活習慣病が発症しにくいことがわかりました。

本成果は、エネルギー代謝が細胞外環境を構築する一分子(パールカン)によって制御されていることを初めて示したことになります。骨格筋を基軸とする臓器間の制御機構や、生活習慣病の発症について新たな解釈が可能になるだけでなく、細胞外環境を調節することによって、生活習慣病の予防や治療につながる可能性を示しました。

本研究成果はnature系列誌の「Scientific Reports」のオンライン版(日本時間:2018年5月17日)で公開されました。

(画像はイメージです。本文とは直接関係ありません)

外部リンク

順天堂大学、 生活習慣病の発症機序に迫る新たな代謝制御メカニズムを解明~ 細胞外環境が制御する代謝臓器としての骨格筋 ~