2018/05/24

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京大、睡眠障害と糖尿病・高血圧との関連を実証

京都大学、松本健 医学研究科客員研究員(大阪府済生会野江病院医長)、陳和夫 同特定教授、松田文彦 同教授らの研究グループは、滋賀県長浜市と共同で行った「ながはまコホート」事業において、睡眠呼吸障害と糖尿病および高血圧との関連性を実証しました。

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世界最大級 7,000人以上を調査

本研究は、睡眠呼吸障害、客観的な短時間睡眠、肥満の相互の関連性と、それらが高血圧、糖尿病に与える関連について、性差と閉経前後もふまえた7,000人以上という世界最大規模の調査で横断的に解明を行いました。

睡眠呼吸障害は高血圧、糖尿病の頻度の上昇と関連

研究資料では次のように成果をまとめています(引用)。

① 短時間睡眠が睡眠呼吸障害と関連している
 →睡眠時間が短い人は睡眠呼吸障害の有無の検索が有用である可能性がある。
② 睡眠呼吸障害は高血圧、糖尿病の頻度の上昇と関連しており、さらに、性差が認められる
 →治療すべき睡眠呼吸障害を有する人は高血圧、糖尿病の検索が望ましい、特に閉経前女性の睡眠呼吸障害においては糖尿病に注意する必要がある。
③ 肥満と高血圧、糖尿病との関連は睡眠呼吸障害が間接的に媒介している
 →高血圧、糖尿病の基礎病態である肥満の治療としての減量以外に、睡眠呼吸障害の治療も加えて有用である可能性がある。
なお、睡眠呼吸障害のほとんどが大きな鼾がみられる閉塞性睡眠時無呼吸と思われます。

ながはまコホート事業は日本医療研究開発機構、厚生労働省、文部科学省、科学技術振興機構からの研究費を用いて行われており、本研究は京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター、同研究科生活環境看護学、同研究科健康情報学、京都女子大学食物栄養学科との共同研究です。

(画像はイメージです)

外部リンク

京大、睡眠障害と糖尿病および高血圧との関連を実証 -世界最大級、7000人以上を調査した「ながはまコホート」資料から-