2018/05/11

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名古屋大、糖尿病性腎臓病の進展に関わる新しいメカニズムを解明

名古屋大学大学院の道家智仁・客員研究員らの研究グループは、我が国の透析導入原因の第1位である糖尿病性腎臓病の新しいメカニズムを解明しました。

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果糖ブドウ糖液に含まれる果糖(フルクトース)

砂糖や清涼飲料水などに広く使用される天然甘味料である果糖ブドウ糖液に含まれる果糖(フルクトース)の摂取は、肥満・糖尿病・高血圧・脂肪肝などの代謝性疾患の発症と相関関係があることは知られています。

KHK-C阻害薬の開発が糖尿病の進行を抑制に

本研究では、体内にあるフルクトースの代謝酵素であるケトヘキソキナーゼ(KHK)に着目、腎臓・肝臓・小腸に存在するKHK-Cと幅広い臓器に分布するKHK-Aの役割を分析しました。

その結果、KHK-Cによるフルクトース代謝は、尿細管障害を引き起こすことを見出し、KHK-Cによるフルクトース代謝が糖尿病性腎臓病の増悪の一因である一方、KHK-Aは、糖尿病性腎臓病において保護的な役割を持つことを解明しました。

今回の成果は、KHK-C阻害薬の開発による糖尿病性腎臓病の進展抑制、メタボリックシンドロームの新規治療法に結びつくことが期待されます。研究成果は国際科学誌 「Metabolism」(2018年3月29日付電子版)に掲載されました。

(画像は本文と直接関係ありません)

外部リンク

名古屋大学、糖尿病性腎臓病の進展に関わる新しいメカニズムを解明!~2つのフルクトース代謝酵素の異なる役割~