2017/10/12

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胃のバイパスの仕組みを理解することで得られる新薬の可能性

マサチューセッツ総合病院医学研究センター(MGH-CEM)とShriners Hospital for Childrenの研究チームは、胃のバイパス手術後の経過を観察することで2型糖尿病や体重減少のための新薬開発の可能性が得られるとの研究成果を発表しました。

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代謝に関わる組織を観察

MGH-CEMのNima Saeidi博士は、胃バイパス手術は肥満や糖尿病の新薬を発見する希望につながるといいます。

それには肝臓や筋肉、脂肪組織、小腸などといった代謝に関わる臓器が、胃のバイパス手術にどのように反応するかを最初に把握する必要があると話します。

この課題に取り組むために、研究チームは特定の組織や全ての臓器で手術後の反応を観察できる手がかりを得る必要がありました。そのために代謝産物やたんぱく質を効果的に定量化できる質量分析やバイオインフォマティクスツールなどの最先端技術を用いました。

いくつかの物質は新薬開発のための標的になり得る

ラットの肝臓における実験では、これらの最先端技術により約100ものたんぱく質を発見。それらは胃のバイパス手術により明らかに影響されたといいます。

またそのうちのいくつかは、代謝性疾患のための薬物の標的になり得るとしています。

最終的には、胃のバイパス手術のような侵襲的な処置を行うことなく体重減少と血糖コントロールのための技術を作りだしたいと研究者は語ります。

この研究成果は学術誌「Journal of Technology」に掲載されました。

外部リンク

マサチューセッツ総合病院のプレスリリース(Science Daily)

マサチューセッツ総合病院

Shriners Hospital for Children