2017/10/11

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高血圧と肥満は心も心臓も重くする

ロンドン大学クイーン・メアリー(以下QMUL)の研究チームは、英国バイオバンクのデータを使用した心臓の重量化を招く要因に関する研究の成果を10月4日に発表しました。高血圧と過体重・肥満は心臓の重量の増加に関連していたといいます。

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糖尿病を含むさまざまなリスク要因と心肥大関連を調査

研究チームは修正できないリスク要因を調整した後に、糖尿病や血圧や喫煙状況、BMI、運動、コレステロール、アルコールの摂取状況などさまざまなリスク要因と心臓の重量化の関連を調査しました。

この研究は、英国バイオバンクデータベースに登録されている4500人以上の心臓の構造と機能のデータと、50万人におよぶボランティア参加者により行われました。

また英国心臓財団の援助を受けており、オックスフォード大学の研究者も含まれています。

肥満と高血圧が心臓を損傷する様子が明らかに

これまでの研究では高いBMI値と心臓病との関連が明らかになっていました。

また高いBMI値は、高血圧や高コレステロール、糖尿病の発症リスクを増加させることも分かっています。

今回の研究では危険因子である過体重・肥満を示す高いBMI値や高血圧が、心臓の構造や機能に直接与える損傷を観察・測定することができたといいます。

重要なことは高血圧や肥満は改善できるということ

QMULのウィリアム・ハーベイ研究所の主任研究者Steffen Petersen教授は、「不健康な生活習慣は心臓の健康に大きな影響を与えている。高血圧と太りすぎはともに大きなリスクにつながっている」と語ります。

また英国心臓財団のメディカル・ディレクターであるNilesh Samani教授は、「重要なことはリスク増となっている高血圧や太りすぎといった要因は、不可逆的な損傷を心臓に引き起こす前に替えられる点にある」ことを強調しています。

外部リンク

ロンドン大学クイーン・メアリーのプレスリリース

ロンドン大学クイーン・メアリー