2017/10/10

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糖尿病患者の下肢切断を減らせる可能性を示唆

英国エクセター大学とバース大学の研究グループは、糖尿病などで治癒しない損傷や傷害を負った足を治療するのに役立つ可能性のある分子を発見、学術誌Antioxidants and Redox Signallingにその成果を発表しました。

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糖尿病による四肢切断を減らすために

糖尿病のために四肢を切断するケースは英国だけでも1日に20件に及ぶことがあるといいます。このような人生上の大きな変化を避けるための治療法の発見は世界中の研究者たちの課題でした。

治療に必要な新しい血管の形成は、組織の損傷に対する身体の反応として重要であることは長年知られています。

エクセター大学とバースの大学の研究者らは、今回の研究でデオキシリボース-1-リン酸がNADPHオキシダーゼ2(NOX2)と呼ばれる酵素を活性化、新たな血管の形成に特異的に関与する遺伝子を活性化させることを発見しました。

治療のために重要な血管の形成を助ける分子を発見

チームを率いるエクセター・メディカル・スクールのPula博士は、「この重要な分子が人々の血管の形成をどのように刺激するかという新しい洞察を提供できることを非常に嬉しく思う。」と話します。

この知見は糖尿病で損傷した足などの組織の再生に必要であるとされています。

Pula博士たちの研究チームは今後、癒合していない潰瘍や傷の血管新生を増やすことにより皮膚修復を刺激するデオキシリボース-1-リン酸に焦点を当て研究を続ける予定です。

チームはこの研究が糖尿病による四肢切断を防ぐための新しい治療法につながることを臨んでいます。

外部リンク

エクセター大学のプレスリリース(Science Daily)

エクセター大学のプレスリリース

エクセター大学