2017/09/12

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赤身肉と家禽の肉は糖尿病発症リスクを上昇させる

シンガポールのデュークNUS医科大学は、赤身と家禽の肉の摂取量増加と糖尿病発症リスクの上昇について有意な関連があるとの研究成果を発表しました。

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赤身・家禽肉と糖尿病リスクの関連を追跡調査

デュークNUS医科大学のKoh Woon Puay臨床科学教授とその研究チームが発表したのは、ヘム鉄を多く含む食肉の摂取量と糖尿病発症リスク上昇との関連についての知見。

糖尿病リスクを減らすためにシンガポールの人々へのエビデンスに基づく食事勧告の提供のために公開されました。

研究チームは45歳~74歳の成人約6万人を1993年~1998年の間に募集、その後11年にわたり追跡調査を行いました。その結果、赤身や家禽肉を最も多く摂取していた群では、糖尿病リスクが23%、最も少なく摂取していた群では15%増加したといいます。

また赤身や家禽肉の摂取を魚介類に置き換えた場合、そのリスクは減少したとの結果も得ました。

赤身やヘム鉄を含む家禽肉の代替品となる魚介類や植物由来のたんぱく質

同研究では、摂取する食物に含まれるヘム鉄と糖尿病リスクとの関連についても調査。家禽類についてはヘム鉄の含有量の割合が糖尿病リスクと関連があることが分かりました。

一方で赤身肉についてはヘム鉄だけではなく他の化学物質が糖尿病リスク上昇に関連していることも明らかになりました。

Koh教授は、食事から完全に肉を取り除く必要はないといいます。特に赤身肉の摂取量を減らし、家禽類についてはヘム鉄の少ない鶏肉を、また乳製品や魚介類、植物由来のたんぱく質を選択することで病気リスクを下げれば良いと話します。

またHealth Promotion BoardのAnnie Ling博士は、魚や豆腐、豆類などバランスの取れた食事は、赤身肉に変わる健康的なたんぱく質の供給源になるだろうと伝えています。

外部リンク

デュークNUS医科大学のプレスリリース

デュークNUS医科大学