認知症相談室

帰宅願望

keiichiさん
2019-02-03 00:33:54

母は遠く離れた田舎で住み込み家政婦さんと自宅で二人暮らしです。長男の私は都内で仕事をしています。母は4年前から認知症でその間さほど変化はありません。一貫して帰宅願望が強く、毎晩のように「ここは自分の家ではない。自宅に帰りたい、一人では帰れないので翌朝に来てくれ」と電話してきます。ネットでは帰宅願望を否定しないで相手に合わせよとありますが、母に合わせて「分かった。明日行くよ」というとそのことは覚えていて翌日「なぜ来ない」と催促の電話があります。困って「そこは既に自宅だから戻るところはなく、したがって私が行くことはない」と正面から否定すると、納得できない溜息をついて混乱してしまいます。この状況は既に1年以上続いており、対処に苦慮しています。何かアドバイスはあるでしょうか?

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回答・コメント

  • 2019-02-03 14:02:57
  •  keiichiさん、はじめまして。看護師歴15年のななみ☆と申します。高齢者看護ひとすじ、これまで多くの認知症の方々と関わってきました。

     お母様は認知症と診断されているのですね。4年間、大きな変わりはないとのこと。ただ、帰宅願望が強く、息子さんとして対応に苦慮されているのですね。お母様の帰りたいという切実な気持ちは、むげにできないですよね。心中お察しします。

     認知症の方は新しい記憶は忘れてしまっても、古い記憶はよく覚えている場合が多いです。
     お母様は今のご自宅に住まわれて長いのですか?
     もしかしてお母様が言う『ここは自分の家ではない』というのは、幼い頃に暮らしていた家とか、昔住んでいた別の家のことなのかもしれませんね。

     もちろん、お母様をそこへ連れていってさしあげることは、現実的に難しいでしょうし、それで問題が解決するわけでもありません。
     ただ、『帰りたいんだ』というお母様の思いに耳を傾けて共感したり、思い出話などを聞いてみれば、お母様も少し落ち着くかもしれません。『話を聞いてもらえている』と感じれば、安心できるのではないでしょうか。

     あと、お母様は介護保険の認定は受けられていますか?
     介護保険サービスが使えれば、周囲の人との交流も広がり、帰宅願望の症状も落ち着くかもしれません。
     すでに認定を受けられている場合、ケアマネージャーや主治医に現状を相談されてはいかがでしょうか。もっと具体的にアドバイスをもらえると思います。

     以上、拙いアドバイスですがご参考にしていただければ幸いです。
     お母様、keiichiさんが、早く安心して生活できますように。

  • さん コメントする
  • 2019-02-03 19:56:55
  • > ななみ☆さん
    長文のアドバイスありがとうございます。
    アドバイスに対し補足させていただきます。
    母が帰りたがっている自宅は「ほんのこの前まで住んでいた家」で、その特徴も住所も具体的に言います。ところがそれはまさに今住んでいる家そのものなのです。そのことを指摘すると「確かに自分の家とそっくりだが、しかし自分の家はこの前までいたところ」と堂々巡りになります。ところが私が田舎に帰省して一緒にいる間だけは帰宅願望がなくなります。推測ですが、家政婦さんが家事全般をやってくれるので、そのため家政婦さんがいると他人の家だと思うのではないかと思われます。
    帰宅願望は何時も電話で訴えられ「明日午後2時の汽車で帰る。汽車賃他生活費を持参し引率のため直ちに帰省せよ」との単刀直入な指示のみで想い出話などを話すことは全くありません。したがって落ち着いて耳を傾けるというよりYESかNOの即答を迫られます。この対応に苦慮しています。
     介護保険の認定は4年前に受けています。医師の診断も2年前まで定期的に受けています。数年前にデイサービスを受けていたこともあります。その時はデイサービスを受けていることが頭から抜けてしまうので門を閉めてヘルパーを受け入れずシャットアウトしてしまいなかなか大変でした。ショートステイの経験も一ケ月ありますが、その時も毎晩私に電話をかけて来て明日自宅に帰り一人で暮らすと強く主張し続け一ケ月であきらめました。

     そんな経験を受けて、現在は母の自宅でフルタイムの家政婦さんを雇っているのでデイサービスやショートステイのお世話になることはないと考えています。この家政婦さんとは既に2年半同居しています。しかしその間帰宅願望は持続しています。

  • keiichiさん コメントする
  • 2019-02-05 14:53:17
  • > keiichiさん

     詳細な情報を教えていただきありがとうございます。
     お返事が遅くなって失礼しました。

     お母様は記憶障害から、今の家と以前の家の区別がつかなくて混乱してしまっているのですね。また、介護保険認定はすでに受けられていて、以前にデイサービスやショートステイも利用されていたとのこと。

     現在はフルタイムの家政婦さんが一緒とのことで、安心ですね。
     ちなみに、お母様はその家政婦さんと外出されることはあるのですか?(買い物とか、散歩とか)
     お母様の要介護度を聞いていないので、実際にどのぐらいの身体能力なのかがわからないのですが、家にこもりがちになっていませんか?

     デイサービスなどの介護保険サービスを拒否する認知症の方は多いです。もともと人付き合いがお好きな方はすんなり馴染めますが、その人によって合う合わないがありますし、何よりご本人が「必要性」を感じない場合が多いからです。
     ただ、特定の人以外と交流を持つことはやはり必要なのではないでしょうか。単調な毎日だと、同じこと(帰宅願望)に固執してしまいがちになるのではないかと思われます。

     2年前までということは、現在は医師に経過を見ていただいてはいないのですか?
     主治医と、それからケアマネージャーに再度相談をし、帰宅願望の症状が強くなっていて、keiichiさんが実際に困っていらっしゃることを相談してみてはいかがでしょうか。内服薬の調整や環境の見直しなど、検討するのもひとつの方法だと思います。

     医師やケアマネージャーを変えたいという場合は、一度お近くの地域包括支援センターに相談してみて下さい。

     環境が整うまで、お母様の強い帰宅願望、何時でも電話をかけてくる、即時の返答を求めていくる、などの行動に対しては、うまく対応していくしかありません。
     具体的には、夜間は電話の電源を切っておく、即答を求められたら『仕事がある』『用事がある』などと答えます。いくら事実と違うと否定しても、お母様は納得されないでしょうから、こうするしかありませんよね。もしくは、『○○ならいけるよ。ところで、○○ってどうだったけ?』など、話題をすり替えてしまう方法もありますね。はがゆいですが、こうしてやっていくしかないんですよね。
     付き添いの家政婦さんは、お母様の帰宅願望に対してはどのように対応されているのでしょうね?家政婦さんには言わないのでしょうか?

     
     以上、拙いアドバイスで申し訳ありません。
     また何かあればお声をかけて下さいね。

  • さん コメントする
  • 2019-02-05 16:31:30
  • > ななみ☆さん
    たびたび長文のアドバイス感謝します。甘えてもう少し補足させていただきます。
    本人の言っている以前の家と今の家は同一の家です。それを別の家があるかのように混乱しているという状況です。帰宅願望は家政婦さんにも毎日主張しています。家政婦さんは「じゃあ送って行きますよ、すぐそばですから」と相手をしているようですが「準備があるから明日に」と答えてその日は終わり。次の日は同じことの繰り返しのようです。
     病院としては認知症、高血圧、睡眠薬などを受領するために月に一度家政婦さんと一緒に主治医に通っています。
     認定は要介護2だったと思います。身体は丈夫で身の回りのことはすべて自分でできます。目や耳は良好です。家政婦さんと一緒に公園まで杖をついて毎日散歩に行っています。その他親類、知人、近所の老人など週に1~2回訪問してくれそれなりにおしゃべりしているようです。内容は同じ事ばかりですが。
    活け花が好きで庭の花や家政婦さんが調達してきた花を毎日家中に活けています。これが一番時間を使うことのようです。新聞や雑誌はどこまで理解しているか不明ですが読んでいます。テレビはほとんど見ません。

     したがって認知症としては比較的恵まれた環境におり、悪くない状況だと思いますが、家事がなくなった分退屈していること、帰宅願望がかなえられない不満が持続していることが、母にとっての主な問題です。
     母の電話に対しての対応の仕方についてのアドバイスありがとうございます。とても参考になります。

  • keiichiさん コメントする
  • 2019-02-05 20:06:19
  • > keiichiさん
     
     返信ありがとございます。

     付き添いの家政婦さんは、お付き合いが長い分、お母様への対応がお上手ですね。
     一緒に活け花、散歩、おしゃべりと、ゆったりとしていて充実した日々ですね。お母様は本当に環境的に恵まれていると思います。
     
     帰宅願望については、症状がもっとひどくなってくるようであれば、主治医に相談してみることをおすすめします。気持ちを楽にするお薬を出してもらうこともできますよ。

     なかなか的確なアドバイスができなくてすみません。
     お仕事とお母様のことと、いろいろと大変だと思いますが、keiichiさんもお身体に気をつけて下さいね。

  • さん コメントする
  • 2019-02-06 09:34:00
  • 初めまして。
    理学療法士の梅崎です。
    医療保険分野(急性期、回復期、慢性期)で6年間、介護保険分野(デイケア:通所リハビリテーション)にて2年間ほど働いております。

    ご相談内容および回答に対するご返信も拝見いたしました。
    心中お察しします。
    長文になってしまいますが、お時間に余裕がありましたら最後までお読みください。

    今のお住まいとお母様が帰宅を望まれている家と同一なのですね。
    家政婦さんと一緒に公園まで散歩されていらっしゃるとのことですが、公園から「じゃあ、お家に帰ってみましょうか」と言って、お母様に帰宅を促してみるのはどうでしょうか。
    同一の家ですから、今の家に帰り着くはずですので、それで納得されないでしょうか。

    家の中では、物置などにしまい込んでいる以前に使っていた物品(例えば、時計、眼鏡、ラジオ、電気スタンド、花器、花瓶、ハサミ、剣山、化粧道具、手鏡、アルバム、食器類、衣服類など)を再使用してみることも試してみてください。
    以前の環境に近づけることで、ご自分の家であると認識されるようになるかもしれません。

    『私が田舎に帰省して一緒にいる間だけは帰宅願望がなくなります』
    『推測ですが、家政婦さんが家事全般をやってくれるので、そのため家政婦さんがいると他人の家だと思うのではないかと思われます』
    とのことですが、家事の事ではなくkeiichiさんが家にいらっしゃらないことで、お母様がご自分の家じゃないと思われているのかもしれません。

    keiichiさんが定期的に帰省されているのであれば、
    「遠方(keiichiさんの今の居住地)への出張が決まったから、次は8月に帰ってくる予定」
    など、お母様に事前にお伝えになると、落ち着かれるのかもしれません。

    家政婦さんと話し合って、お母様に出来る範囲で家事を手伝っていただくことを試されても良いかと思います。
    ご自身の役割を認識され、「まだまだ私も家のために働ける」とお母様の自信に繋がり、生活にメリハリがつくかもしれません。
    keiichiさんが考えられているように、家事をすることで「ここは私の家だ」と認識されるようになるかもしれません。

    『単刀直入な指示のみで想い出話などを話すことは全くありません。したがって落ち着いて耳を傾けるというよりYESかNOの即答を迫られます。この対応に苦慮しています』
    電話の応対に関しては、なかなか難しいですね。
    何とか思い出話に逸らせれば良いのですが。

    keiichiさんが生まれた日の話、keiichiさんの子供の頃の話、入学式の話、運動会の話、授業参観の話、修学旅行の話、卒業式の話、成人式の話、ご家族の話、旅行の話、正月に皆で集まった話、親類の話、ご近所の方の話、物品の場所(例えば、アルバムはどこにしまったっけ? など)、お母様の子供の頃の遊びの話(お手玉、羽根つき、双六、けん玉、縄跳びなど)お母様が好きな俳優や歌手の話などで話しかけ続けることしか思いつきません。

    もしくは、先にkeiichiさんの方から電話して、「まだ出張中だから、家に帰るまで待っていてね」などとお伝えになると、少しは落ち着かれるかもしれません。

    末筆になりましたが、お母様が穏やかに過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。

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  • 2019-02-06 10:19:02
  • > 梅崎(理学療法士)さん
    長文の状況説明を一読いただき丁寧なアドバイスありがとうございます。
    私が母と同居していたのは子供の時だけなので、私が同居していないことと帰宅願望は無関係と思っているのですが。家事については家政婦さんに頼んで時々惣菜一品程度の調理を自分でするようにはしてもらっていますが。本人がその気になるのは時々のようなので。
    私の帰省は二ケ月置きなので、そのように電話で正直に話すと「そんなに待てない。明日帰りたいので明日来てくれ」と言われ母の気持ちを落ち着かせることにはつながっていません。

    いずれにしても参考になる話をたくさんいただきましたので母との対応の際に念頭に置いておきたいと思います。

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